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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

夏の風物詩「カレー」

2008年08月04日 | 食べ物

「サラリンピック」の「串投げ」という競技は、焼き鳥
の串を投げて、その距離を争うというものだ。
それぞれの品を注文し食べて、その時点から40秒以
内に投げるというのがルールである。
砂肝が良いのか、ハツが良いのか、普通のももが良い
のか、そういうどの串を選ぶというのも微妙に結果に
影響する。
つまりそれは、串にたれがどういう風に滲みるとか、
果たして肉片は残るのかと、串の重量バランスに関わ
るからだ。
以上「サラリーマンNEO」より。

夏のカレーというのは、季節の風物詩だ(唐突に)。
暑い時に辛いカレーというのは、生理的な自然現象と
言える。
ということで、久しぶりに「ヒヨコ豆カレー」を食す。
いつものネパール「フェアトレード」カレー香辛料を
使う(それぞれの香辛料が袋に入っている)。
辛さに関しては、入っている赤唐辛子で調整して、い
つもはその半分ちょっとを使う。
今回は、辛さをいつもよりと思い、思い切って四分の
三ほど使った。
始めの頃は、半分でも結構辛いと思ったのだが、徐々
に慣れてきて、今ではマイルドにさえ感じているのだ。

しかし、元々が辛さに強かったわけでもなく、特別好
きでもなかった。
キムチが好きということもないし、トムヤムクンが好
きということもなく、薬味で七味をよく使うわけでも
なく、特別好む味(この場合刺激か)ではないのだ。
ところが、カレーに関しては、徐々に辛い方向に向かっ
ているのだ。
辛さ何倍カレーとかそういうものには興味がないが、
本場スタイルのカレーに関しては、辛さはほしいのだ。
現地系のカレー屋で出す日本人向けのカレーは、今で
は大体物足らない。
かと言って、本場と同じ辛さだと涙がでるだけで味そ
のもが判らなくなる。
日本人向けと現地の中間くらいが適当のようだ。

しかし、この辛さというのも不思議なものだ。
味ではなく刺激なのだが、あると美味く感じるように
なるのだから。
味覚というのは、刺激によっても全体の印象が変わる
というわけだ。
情報という、舌からではない要素も影響するし、なか
なか微妙なものである。
いろんな人間が、それぞれ好きなことを言えるのも、
その客観的な基準を見出せない味覚のメカニズムに拠
るところが大きい。
しかし、食べ物の話をする時には、基本的に話してい
る人間は「自分は味が判る人間だ」と思っているはず
である(当然私も含め)。
「私はグルメではないが」とわざわざ断りをを入れる
人間もいるが、ならばそういう話をするなということ
である。
結局は、個人的な好みの問題になるのだが、それ以前
に判断するのは周りの人間だから、断りを入れる必要
はないのである。
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