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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

川散策

2008年08月28日 | 生き物 自然


「霧が峰」の蝶のシーズンはもう殆ど終わりなので、四
週続けての「霧が峰参り」も終了(山のよさを味わう
にはむしろこれからが本番だが)。
そこで、久しぶりに自転車に乗って、川散策を兼ね平
地を走る。
近場以外の自転車は、本当に久しぶりに感じる。
その証拠に、結構足に来る。
歩きは、ここのところの「霧が峰」で鍛えているが、
自転車は違う筋肉のようだ。
四五キロ走ったところで、ペースを落としついでにギ
アも落とした。
そして川沿いの未舗装道路を走る、というよりどうに
か動くといった状態だ。
何故かというと、そこは、幅が二メートルほどの土手
で、しかも雑草が生えているので実に走り辛いところ
なのだ。
あまりに抵抗が強いので、とうとう土手から下の舗装
道路に下りた。
マウンテンバイクなのでそういう道こそ最適なのだが、
どうも体力的に追いついていなかった。

「トンボ」は、今がシーズンの種類もいて、そんなも
のを撮りつつ漕いで行く。
気温は、27度くらいと、軽装で走るには調度良い。
風が強く、暑さは全くない。
全くないが、先ほどは雑草の抵抗だったが、今度は風
の抵抗で相当力を入れないと走れない。
自転車の場合、寒さと風は(雨は以前の問題)、間違い
なく招かれざる客である(要するに軟弱派)。
寒さの場合、始めから乗らないからいいが、風は刻々
変化するから困る。
今回だって、始めからこんないつよければ乗らなかっ
たのに。
何故これほどまで風に当るかといえば、それだけ足が
疲れてしまったからだ。
結局、そういうことなのだ。
自分の脚力の無さを、風のせいにしているだけのこと
である。

「ハグロトンボ」(今日の写真)は、もう最後の命と
いう段階。
お盆くらいまでが最盛期で、今はその頃のような活発
な動きも無い。
水の無い田圃で休んでいる個体が多かったが、まるで
死に場所に集まってきている、といった雰囲気である。
事実、脇を流れる用水には、何枚ものもげた翅が、ま
るで骸のように折り重なってひっかかっていた。
しかも、ここに集まっているのはメスばかり。
そういう習性なのだろうか。
そして一番目を引いたのは、その翅だ。
なにやら最盛期とは違う模様になっていて、いやに美
しいのだ。
葉脈のような部分がくっきり浮かび上がり、一つの模様
を形成している。
今まで、こんな変化をするとは気が付かなかった。
新たな発見である。

続く
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