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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

マイマイの今

2008年08月26日 | 生き物 自然


ここ最近、「チビゲンゴロウ」の姿を見る機会が、めっ
きり減った。
「ヤゴ」に食べられたか。
或いは、どこかでひっそりと行き続けているのか。
代替わりするのなら、幼虫がいないといけないのだが、
その気配もない。
水底の土が、突然動き出すことはあっても(ヤゴが獲
物を狙っている)、他の昆虫の新たな発生は確認でき
ていない。
そろそろ新顔がほしいところでもある。
「ツブゲンゴロウ」も、今は、藻のような水草が水中
に繁茂しているのだが、その中で暮らしているような
ので、今ひとつ数ははっきりしない。
唯一、間違いなく増え続けているのは「貝」である。
大中小と、その繁殖力は凄い。
しかし、心なしか、「ヒラマキミズマイマイ」という
扁平で「蚊取り線香」のような形をした貝は少なくなっ
ているように感じる。
殻が柔らかいということだから、これもひょっとした
ら「ヤゴ」に食べられてしまっているのかもしれない。
この「滝壺ビオトープ」という小宇宙も、生存競争は
厳しい。

ここ数年、「ツバメ」は、巣作りのときになると「スズ
メ」に妨害されて、残念ながら巣を作るに至ってないが、
一羽だけ休憩所にしているらしく、ちょくちょく休みに
来るのがいる。
大体同じ時間に、同じ場所に止まって暫く休み、また
飛び立って再び休みに来るというのを、日に三四回繰
り返す。
その「ツバメ」もこのところ顔を見せなくなった。
「ツバメ」は、夕方になると、大集団でねぐらとなる葭
原に集まる習性があるが、渡りに備え、他の「ツバメ」
と行動をともにするようになったのか。
いずれにしろ、9月に入れば徐々に姿を消していく。

夏を過ぎると、元気で活発に行動していた生き物が次
々と姿を消していく。
だから、視覚的にも寂しさが募るのだろう。
気分としては、「そして誰もいなくなった」だ。
しかし、見えないところでは、土の中にも水の中にも
微生物はうじゃうじゃいるのだから、それは飽くまで
も視覚上のこととなる。
と言っても、見えない微生物には感情移入、或いは擬
人化できないので、そうもならない。
もし、「パンダ」にそっくりなのがいたら、人気が出
て状況は一変するのだろうが、そんなのはいない。
残念でした。
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