ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

葭原

2007年08月27日 | 生き物 自然


昨日の夕刻、葭原のある川を車で渡ると、薄暮の空に
無数のツバメが飛んでいた。
まるで、降ってくるようなツバメの大群だ。
ちょうど、ねぐらの「葭原」に帰ってきた時間に当たっ
たわけだが、改めてみると、やはり感動的な光景だっ
た。
毎日、この光景が繰り返されているはずなのだが、タ
イミングが合わないので、なかなか見る機会もない。
だから、たまたま遭遇するとその感動もひとしおとな
るというわけだ。

その後、畑の野菜(サニーレタスのようなもの)を食
べようと思い、冷蔵庫から出して洗おうとした瞬間、
葉っぱの影からなにやら緑色の虫が出てきた。
当然、最初はびっくりする。
そして次には、それが何であるのか確認する。
どうも「キリギリス」のような。
きっと、冷蔵庫の中でじっと我慢していたのだろう。
それとも、とりあえず食料はあるし、ちょっと寒いが
死ぬほどではないからまあいいか、ぐらいに思ってい
たのか。
そんな虫(キリギリスよりツユムシが正解のようだ)の
思惑はこちらとしては与り知らない。
庭に放そうと思い、やおら掴むと、向こうはこちらの
好意を仇で返すかのように咬んできた。
そりゃあないだろうと叩きつける、ということはせず、
噛まれないように(この場合噛むなのか咬むなのかど
っちだ)手で包み込み、予定通り庭に開放。
きっと、新たな地で元気に行き続けることだろう。
そしてサニーレタスは、予定通り食し、無事お腹に収
まった。

今回も、ロケット(イタリア語でなんて言ったか、直
ぐ忘れる)と一緒のサラダで食べたのだが、このロケット
も虫に人気あるらしく、穴だらけだ。
隣のバジルは完品なのだが、ロケットは葉っぱの半分
以上が無い(いや三分の二か)。
ゴマ風味が、人気の秘密か。
見事なほど食べられている。
それにしてもこのところの食事、殆ど虫の食生活と見
紛うばかり。
ライバルは、虫。
本当、そんな感じである。
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