ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

レジーム

2007年08月05日 | Weblog


戦後レジームからの脱却、と言うのは「安倍ちゃん」
であるが、レジームなどという言葉を使わず、何故
「体制」と言わないのか。
頼みもしない改革を唱える姿といい、言うことが「軽
い」と感じるのは、彼の中身を反映させているから故
のことだろうと思うが、もし、結果的に自民党一党独
裁体制が壊れれば、正に戦後レジームからの脱却にな
るから、有限実行の首相としてそこは大いに評価した
い。
しがみつくだけしがみつけば良い。

ところで、最近テレビのCMでかかっている曲、確か
オダギリジョーの車のCMだと思ったが、キング.ク
リムゾンの「太陽と戦慄」の「イージーマネー」であっ
てるだろうか。
あまりに懐かしく、というかかなり身体にしみこんで
いるので、耳が反応というより、細胞が反応する。
それで、ひょっとしたらその辺の情報がネット上にあ
るかと思い検索してみた。
そしたら、ありました。
トヨタの「ist」という車のCMだ。
曲も「イージーマネー」で正解だった。
それを書いている本人も驚いていたが、「トヨタ」が
「キング.クリムゾン」の曲を使うという事実。
時代はそういうことなのか。
そういうことがどういうことなのかは分からないが、
この選曲のセンスには一票。

過去、記憶しているところでは、キング.クリムゾン
でCMに使われたのは「二十一世紀の精神...」と
「ムーンチャイルド」という曲。
どちらも「宮殿」に入っている曲だが、普通考えると
ちょっとキング.クリムゾンはCMには、と躊躇しそ
うに思えるのだが、実際はそんなことなく堂々と使っ
ている。
当時の音楽が如何に個性的だったのか、それだけ今の
音楽が個性的でないのか、はたまた実際製作している
人間が、70年代ロックにどっぷりなのか、いろいろ
考えられるが、全てが当てはまるのでは、と思ってい
る。
70年代ロックに関しては、郷愁もやや含まれるが、
今から見てもその充実度は群を抜いているのではない
か。
今聴いても古臭くないし、この点では同意出来る人が
多いのではないかと思われる。

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