小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

「最近読んだ本」のコーナー

2005年07月21日 | 私の考え
皆さんお気付きかと思いますが、最近、このブログを少しカスタマイズしました。恥ずかしながら「最近読んだ本」というコーナーを作ってみました。あまりパソコンは得意ではありませんので、たいしたカスタマイズはできませんが、これでも苦労したのです。

このコーナーを作った第一の目的は、本を読む癖をつけるためです。昔はそれなりに本を読む方だと思っていましたが、最近は余り本を読まなくなりました。これではいけないと思いますが、時間が無いだの、何だので、結局あまり読んでいません。それで、最近読んだ本を紹介するコーナーがあれば、嫌でも本を読むきっかけになるのではないかと考えた次第です。(いつまでもコーナーに変化がないと、本を読んでいないのが分かる)
ある程度は自分を追い込まなければ何もしないタイプですので…。

また、このブログ自体にもそうした一面があります。毎日、何かしらやったことを書かなければなりませんので、無為に日々を過ごしていたりすると、日記を書くネタが尽きてしまい、こんなことではダメだなと自然に反省することができるのです。自分を奮い立たせにはもってこいのツールです。

7月臨時議会

2005年07月20日 | 議会活動報告
7月臨時議会がありました。議案は、新川橋の橋梁工事と安土公有水面埋立工事第2工区の、それぞれ請負契約案件です。
町が発注する請負契約は、契約金額が5千万円以上の場合、契約するためには議会の議決が必要です。2件の案件とも本日の採決で可決しました。私は2議案とも、そもそも予算案に賛成しておりましたし、契約の手続きにも問題がありませんので妥当と判断し賛成いたしました。

安土の公有水面埋立工事に関して、以下の質疑を行いました。

Q(小幡):安土公有水面埋立工事の施工にあたり、騒音測定と粉じん測定を実際されるとの説明であるが、例えば騒音・粉じんについて何らかの基準値が設定されていて、その基準値を超えると役場に連絡が入り、施行業者を指導するような体制がとられているのか。

A(建設課):測定はコンサル会社が実施する。このコンサル会社は工事施行監理も併せて実施するので、例えば、騒音であれば85ホンの基準値を超えるようなことがあれば、リアルタイムに施行業者を指導することになっている。また、測定データは全て役場に報告されるので、測定データの実績を事後で確認可能である。

Q(小幡):騒音・粉じんの測定ポイントの具体的な場所を知りたい。

A(建設課):関電社宅の海側の3地点を予定している。工事施工場所は第1工区よりも社宅から離れており、騒音は以前よりも抑えられると思うが、騒音・粉じん対策と工事中の安全対策には万全を図る。また、和田地区委員会とも緊密に情報交換しつつ進める。
(測定ポイントの正確な地点は決定次第、図面上で確認します。)

少子に挑む

2005年07月19日 | その他
日本経済新聞社・編の「少子化に挑む」を読了。日本経済新聞では、今年元旦から「少子化に挑む」と題した特集記事を連載しておりましたが、この記事を大幅に加筆修正して本として出版したもので、先日買って読み始めていました。

この本の「まえがき」にこのようなことが書かれています。

日本は「一人っ子政策」を国策に掲げた国ではない。中国が実施してきたこの人為的な人口管理政策に対して、日本人の多くは恐ろしげな感情をおぼえてきた。…(中略)…しかし結果で言うと、日本人は一人っ子の国への道を着実に進んでいる。

この本を読んで改めて感じましたが、とにかく、この恐ろしいまでの少子化を、何とか克服しなければ日本の未来はないことだけは確かです。

少子に挑む 「脱・人口減少」への最後の選択

日本経済新聞社

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図書館で避暑

2005年07月18日 | その他
高浜町文化会館で開催されているサイエンス・ワールドを、下の娘三人を連れて見に行きました。
たくさんの人出で、人ごみが嫌いな我家の伝統により、早々に中央図書館へ避難して本を呼んで過ごしました。
午後は、これまた娘三人連れて大飯町の図書館へ行き時間をつぶしました。暑い日は図書館がお勧めです。

以前から考えていましたが、図書館にはレンタル書斎コーナーのようなものが作れないかなと思います。ちょっとした間仕切り用のパーテーションで畳2畳程度のスペースを作り、机とパソコンのLANケーブル端子などがあれば充分かと思います。日本の住宅事情を考えると書斎を持つことはなかなか難しい訳ですから(私もそのひとり)、せめてたまにはノートパソコンを持って書斎気分でも味わえるコーナーがあればと思うのですが。

市民自治フォーラム

2005年07月17日 | 活動日記
武生市の市民自治フォーラムに、武生市民でもないのに参加してきました。フォーラムのテーマが「自治基本条例」だったので、どのような内容のフォーラムか興味があって参加したものです。

武生市では昨年9月の市議会で武生市自治基本条例を制定し、今年3月から施行しています。制定から1年近くが経過して今一度、自治基本条例について考えてみる機会として、このフォーラムが開かれたものです。
内容としては、県立大学片山助教授による条例の解説と、各地の自治活動(自治会活動)の活動内容紹介、パネルディスカッションというものでした。

ところで、自治基本条例とは、地方自治体の憲法のようなもので、自治体の基本理念や、基本的な制度・権利などを定めた条例です。最近では各地でこの自治基本条例をつくる動きがあります。
ちなみに、自治基本条例制定の先鞭をつけたのはニセコ町まちづくり基本条例です。(文末のアイテム参照:昨年買って読みました)

自治基本条例がつくられる背景・理由として、「地方分権」があります。今まで全国津図浦々どこも同じ地方自治を行ってきましたが、これからは地方の個性化・多様性が求められます。これを実現するには行政だけでは力不足なのです。住民の力が必要となってきます。従って住民による自治を行っていくためには、自治の基本理念や基本的な制度をきちんと定めておく必要があるのです。

また、条例化によって、自治体の基本理念や制度・仕組みを明確化するだけではなく、行政の仕事のやり方に拘束力を持たせることができます。自治基本条例の精神に反する仕事のやり方をすれば、法を犯していることに他なりません。
情報共有の原則や行政情報へアクセスする権利、町民への行政情報の説明責任が条文にうたわれていますから、行政職員はそのような仕事の仕方をしなければならないのです。
しかも条例とは自治体の法律ですから、誰が首長に就こうが、その姿勢を変えることはできません。
当然、条例を変更するには議会の議決が必要ですから、そう簡単には変更できませんので、自治体のポリシーに一貫性が出てきます。

近い将来(もう既に…)、地方分権時代の自治体の必須アイテムになってくると思います。

わたしたちのまちの憲法―ニセコ町の挑戦

日本経済評論社

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郵政民営化採決で感じたこと

2005年07月16日 | 私の考え
去る、7月5日の郵政民営化関連法案の衆議院本会議採決は見応えがありました。

与党自民党から多くの反対票や棄権があり、結果は賛成233票、反対228票で僅か5票差で衆議院を通過しました。いうまでもなく郵政民営化は大改革です。先日から審議入りした参議院が残っていますので法案の成否は分かりませんが、この大改革の法案が僅か5票差で衆議院を通過したことで、いろいろ考えました。

例えどんな法案であれ(憲法は別)、賛成が反対を1票でも上回れば法案は通過するのだということを改めた認識しました。
今回の採決では、賛成票にも様々な賛成があったと思います。諸手を挙げて賛成。どちらとも判断しかなるがとりあえず賛成。本当は反対だがやむを得ず賛成。反対も同様です。

賛成するにしても反対するにしても、公認取り消しや有力支持母体の意向、さらには政治家としての政治信条といったことのはざ間で随分悩まれたのではないかと思います。そうしたいろいろ複雑な悩みの中から結果としては賛成か反対か(棄権か)という、実に単純明快な答を出さなければならないのです。日常生活でそうはイエス・ノーをはっきりさせることはありませんし、どちらでもない態度をとっていればそれで何とかなりますが、議員はそうはいきません。
町議会議員も本質は同じです。

それと、もうひとつ考えたことがありました。
政治というものは結果が僅差であっても動いていくということです。政治的に何かを成し遂げたいのであれば、結局、身近なところからひとりひとりに自分の考えを伝えて理解してもらう活動の大切さを改めて感じました。100%のうちの数パーセントのイエス・ノーの差で物事は決まっていくわけですから、コツコツと身の回りで理解者を増やしていく努力の大切さが分かります。

広報特別委員会

2005年07月15日 | 議会活動報告
広報特別委員会に出席。議会だよりの校正を行いました。今回、編集作業に時間がかかり発行が少し遅れます。8月上旬には各戸へ配布できると思いますので暫くお待ち下さい。

【懇談】
昼、ある企業経営者の方と昼食をとりながら懇談する機会を持ちました。議会に対する町民の視点といった観点で、示唆に富む話しをお伺いしました。

【第3のビール】
第3のビールが課税強化されそうです。
私は、原料に麦を使わないものをビールと呼ぶには少し抵抗がありますが、それはさておき、この課税強化には納得できません。
最近では、とんと本物のビールを家で飲まなくなりました(もっぱら発泡酒と焼酎)が、このままでは、そのうち我々は、第4のビールなるものを飲む破目に陥るかもしれません。

公徳心を高める都市宣言推進委員会

2005年07月14日 | 活動日記
公徳心を高める都市宣言推進委員会に出席。今日は、新たな委員による最初の会合で、委員に対する委嘱状の交付ならびに会長、副会長の選出、委員会の役割、事業内容等の確認がありました。

高浜町の「公徳心を高める都市宣言」は、以下の内容です。

私たちはこの町を美しい自然と地域の和と人の心を大切にした
人間性ゆたかな町にしたい。
そしてこの願いを私たちの子孫に引継ぎ育んでいく義務がある。
私たちの共有財産である愛するふるさとを「公徳心を高める都市」として
総力を結集して築きあげることを決意しここに高浜町民の名において宣言する。

                平成2年3月20日宣言

読み聞かせ

2005年07月13日 | 活動日記
朝、和田小学校4年生を対象に絵本の読みか聞かせをしました。
今回読んだ絵本は、手島圭三郎氏のえぞしかのたびです。
手島氏の作品は、北海道の豊かで厳しい自然をテーマに力強い版画で描かれたもので、大人でも読み応えのある内容です。最近気に入っており、前回同様今回の読み聞かせも手島氏の作品を選びました。
みんな固唾を呑んで聞いてくれたと思います。



リブリオ出版

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五箇条のご誓文

2005年07月12日 | 活動日記
明治政府が新国家の基本方針を示すために公布した「五箇条のご誓文」の、由利公正直筆の草稿がオークションに出品されていましたが、この程、福井県が2388万8千円で落札したとニュースで知りました。
西川知事がしげしげと実物を見ているシーンをテレビで見ました。近く県立図書館で公開するとのことですが、嶺南地方でも早めの公開をお願いする次第です。
ご承知の通り、由利公正は越前福井藩出身です。草稿がオークションに出されることは新聞記事で知っていましたが、まさか福井県が落札するとは驚きました。いったい誰の発案なのでしょうか。

ちなみに、五箇条のご誓文は以下の通りです。

一、広ク会議ヲ興シ、万機公論ニ決スベシ
一、上下心ヲ一ニシテ、盛ニ経綸ヲ行フベシ
一、官武一途庶民ニ至ルマデ各其志ヲ遂ゲ、人心ヲシテ倦マザラシメンコトヲ要ス
一、旧来ノ陋習ヲ破リ、天地ノ公道ニ基クベシ
一、知識ヲ世界ニ求メ、大ニ皇基ヲ振起スベシ

どこかの町の政策も「万機公論に決すべし」としたいものです。