小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

2007年問題

2005年07月04日 | 活動日記
舞鶴市シルバー人材センターを訪問。
理事長と事務局長から舞鶴市シルバー人材センターの業務概要、設立の経緯などについて詳しく説明を受けました。

舞鶴市シルバー人材センターは1988年に設立されました。会員数は現在約630名で平均年齢は約69歳となっています。
平成16年度に受注した仕事の契約金額は約2億4千万円となっており、会員の80%の方々がこれらの仕事に就かれました。現在、仕事の半分を行政から受注し残り半分を民間から受注しています。民間受注の6割は一般家庭からの受注です。受注する仕事として、庭木の剪定や除草作業、襖の張替えや監視業務など多種多様です。今後、民間からの受注を増やしていくことが課題となっています。

我国では、2007年から2010年にかけて団塊世代が一斉にリタイアを迎え、労働市場が大変化します。(2007年問題といわれている。)企業の労働力問題や技術力の伝承など様々な問題をはらんでおります。
地域社会においても、今まで経験したことのない大量の定年退職者を受け入れることになりますので大変です。何も対応策を示さなければ地域の活力が失われてしまいかねません。

今後、この団塊の世代の方々を、質の高い社会貢献力として捉える視点や、彼らの生きがいつくりといった視点で様々な仕組みを整備していく必要があります。

「高浜町でのシルバー人材センター設立」は、そうした課題に対する対応策の重要なオプションのひとつではないかと考えております。