小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

議会原子力施設研修報告:3日目

2005年07月08日 | 研修報告
研修3日目(最終日)です。今日は三沢基地を見学しました。

【三沢基地】
三沢は米軍基地ですが、基地の一部に航空自衛隊を併設しています。また、基地の滑走路は民間航空会社も併用します。
基地の滑走路と民間の三沢空港ターミナルビルとはフェンスで仕切られておりますので、旅客機が滑走路へ移動する度に監視員によって移動式ゲートが開閉される仕組みです。

滑走路を含めて広大な敷地(1600ヘクタール)は全て米軍が管理しています。従って、航空自衛隊は米軍から敷地を借り受けている格好となります。敷地面積も広大な米軍基地のほんの僅かな面積です。
日本人として複雑で情けない気分になりますが、自国の防衛を在日米軍に任せている現状を考えると仕方がありません。

在日米軍反対と言ってみても、米軍が日本にいなくなるということは日本単独で自国を防衛することを意味し、それは即ち十分な軍事力の保持と、憲法改正などの法整備が必要となってきます。
反日感情の非常に強い核武装国が日本周辺にありますので、日本も抑止力としての核武装の検討も必要ですし、場合によっては相手国を専制攻撃する必要もありますので、現在の装備を全面的に見直す必要もあると思います。
在日米軍も反対だが、国防力増強も反対というのでは論外です。

このように考えてみると、自国を自前の軍隊で守るという独立国として当たり前のことが、今の日本や周辺諸国、アメリカの現状を考えると到底実現不可能であることが分かります。
それでもこの基地の現状を見て、これが当たり前と思うのではなく、情けない、いつかは何とかしたい、そういう気持ちだけは持ち続けていきたいと思いました。

本日は、航空自衛隊三沢基地司令部建物にて概要説明を受け、所属する最新式F2支援戦闘機と輸送ヘリコプターを見学しました。
説明にあたってくれたF2パイロットの1等空尉(空軍大尉のこと)の、生真面目な対応が印象的でした。コクピットの撮影だけが禁止で後は自由見学が可能でした。
(写真はF2支援戦闘機の前で撮影)