小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

堺太陽光発電所

2011年11月14日 | 活動日記
議会で堺太陽光発電所の視察見学に行ってきました。
堺太陽光発電所は、大阪南港の泉北臨海部の産業廃棄物最終処分場として埋立された敷地に建設された、関西電力の太陽光発電所としては最大規模のソーラー発電所です。
約21haの土地にソーラーパネル約7万4千枚を敷き詰め、定格出力は1万キロワットとなっています。
平成22年10月に第一期の2,900kWが運転開始し、今年9月に完成し1万kWの出力となったものです。
これまでの発電実績から推定すると、年間の設備利用率は約12%程度となり、この発電設備で1年間に約1,100万kWhの発電電力量となるそうです。これは、およそ一般家庭約3千軒分の電力需要を賄う数字となります。

(太陽光発電の場合、定期検査期間中を除き13ヶ月間にわたり24時間連続で100%の出力で発電する原子力発電所と違って、夜間は全く発電しませんし、昼間でも曇りや雨の日には発電量が極端に少なくなります。見学した本日の天気は晴れかうす曇りという状況でしたが、正午頃の発電電力で約4800kWでしたから、利用率は48%ということになります。これが0%の夜間も含めて一年間を通すと約12%ということです。)

太陽光発電所は、以前からどうしても一度見学したかった施設ですが、現地に立ってみると「こんなものか」という感じでした。なにせ、約1.4㎡のソーラーパネルが果てしなく整然と並んでいるだけなものですから、あちこちを見学して回るというものではありませんでした。


近くに堺港発電所が立地していますので、中央制御室を見学しました。

この発電所はガスタービンとその排熱を利用した蒸気タービンとで発電する、最新鋭のコンバインドサイクル方式の火力発電所(燃料はLNG)です。こちらの発電所をもっとじっくりと見学したいと感じた次第です。

堺太陽光発電所見学後、DINS堺株式会社のバイオエタノール事業所を見学しました。
この事業所は、建設廃材や剪定枝などの木質系バイオマスから、燃料用エタノールを製造しています。
エタノールが製造されるまでの行程などについて説明を受け、施設を見学しました。
写真は受入れした建設廃材(木質系)の集積場と、エタノール製造の最終工程を行う蒸留施設です。