３月定例会：予算特別委員会（３日目）

本日の予算委員会では、多くの時間を割いて高浜駅舎の建築が集中審議されました。
理事者提案では、用地取得、物件補償、駅前広場整備、駅舎整備など全てを併せて、約８億９千８百万円の事業費となります。（３ヵ年の継続事業）

私は理事者提案について、以下の点について検討が必要ではないかと考えています。
①高浜駅のあり方について民意を聞く努力が足りないのではないか。
②高浜駅を観光の拠点として人を集めて賑わいを創出するとのコンセプトであるが、現状の観光客の流れを考えるとこのコンセプトに少し無理があるのではないか。
③会議室やコミュニティースペースを設けて人づくりの拠点にするとのもうひとつのコンセプトについて、こうしたことは公民館など既存の施設で十分ではないか。
④カフェテラスや新鮮野菜市場などを併設するとあるが運営面に不安がないか。
⑤そもそも駅に人を集めることに意味があるのか。（駅の機能だけで十分ではないか）

以下、予算委員会での私の質疑です。
【高浜駅関連】
Ｑ：駅舎建設のような住民の関心の高い事業では住民の意見を反映させることが大切であるが、高浜駅建設に際して住民の意見をどのような方法で収集されたのか。
Ａ：高浜駅整備検討委員会を立ち上げて意見を聞いた。

Ｑ：委員会の開催状況は。（委員会は、議会代表１名、区長会代表１名、観光協会代表１名、商工会代表１名、ＪＲ代表１名、役場代表１名で構成）
Ａ：４回開催した。（１回２時間程度）

Ｑ：４回目の検討委員会の時には既に予算査定が終了している。これで検討委員会の意見を反映したといえるのか。
Ａ：４回目は結果報告である。

Ｑ：駅を整備するにあたっては、現状の整備計画（駅に様々な付加価値を求める）の他に、誇線橋を設置する案や、駅だけの機能を備えたものなど、様々な整備計画が考えられる。財政厳しい折、駅にこのような付加価値を求めるのはいかがかと感じるが、その辺は検討委員会で議論されたのか。
Ａ：十分議論いただいた。

Ｑ：もう少し民意を聞いてコンセプトをまとめるべきではなかったか。
Ａ：民意の反映には様々なやり方がある。

Ｑ：ガラスエリアが多い。ランニングコストは試算されているか。
Ａ：現状から２千万円程度増加する。

Ｑ：観光協会が駅に入居し駅の管理を任せる考えのようだが、観光協会の本来の業務が疎かにならないか心配である。また、道の駅との競合なども考えられる。
Ａ：十分に調整している。

【防災関係】
Ｑ：町長の施政方針で地域防災組織の涵養について表明しているが、どのように予算化されているのか。
Ａ：予算付けは無いが、現在、県の地域防災計画を見直ししている。これを受けて当町でも地域防災計画を見直す予定である。この見直し作業の中で、地域防災組織のあり方について考えていきたい。

なお、高浜駅については他の委員からも多くの意見があって、本日終了する予定の予算特別委員会は終了しませんでした。議会運営委員会で今後の日程が調整されることになります。