小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

3月定例会開会

2005年03月04日 | 議会活動報告
3月定例会が始まりました。平成17年度予算案など全部で47議案が上程されました。3月18日の最終日まで長丁場の議会ですが、しっかりと議論していきます。
本日は、町長の施政方針演説と提案理由説明を聞きました。以下、私の感想です。

施政方針では、町財政も平成17年度末では起債(借金)残高が147億3千万円程度に達する一方で、基金(貯金)残高は47億2千万円程度となる見込みで、非常に厳しい財政状況にあるとの認識を示し、今後も引き続き現実を直視し「入るを計り、出るを制す」を基本に行政改革を進め、身の丈にあった財政運営に努めていくとしていました。(ぜひお願いしたいと思います。)
各施策について、高浜町総合計画に沿った説明がありましたが、私には基本方針の「入るを計り、出るを制す」ために何をしていくのかといった説明に欠けていたように感じました。少なくとも、入るを計り、出るを制するのであれば、今後の財政展望についての説明があってもよかったのではないかと思います。
また、町長選挙の公約をどう実現していかれるのかといった点の説明もなかったように感じました。町民は選挙公約をどう実現してくれるかを期待しています。必要な視点ではないでしょうか。何れにしても、今後の議会質問などで確認してまいります。

【平成17年度の施策の(私の)注目点】
●台風23号による住宅浸水被害に対する雨水対策の調査・検討
●防災対策として情報提供の迅速化と各区の自主防災組織の活動の涵養 参照⇒平成16年12月議会一般質問内容
●「福井県国民保護計画」に基づき、平成17年度中に高浜町の国民保護計画を策定する。 参照⇒国民保護計画とは
●内浦小中学校の耐震補強・改修工事の実施
●若狭高浜駅の駅舎改築(平成17年度からの3ヵ年継続事業)
●行政サービス向上の一環として窓口業務の見直し
●各家庭からインターネットで公民館や体育施設の案内・予約申込みが出来るシステムの導入 参照⇒平成16年3月議会一般質問内容 
●国民宿舎「城山荘」に民間外部から支配人を招請し経営改善に取り組む

【全員協議会】
本日は、全員協議会で補正予算の審議を行いました。いくつか質問しましたが、補助金のあり方に関する質疑について紹介します。(この件は、新年度予算審議で質問しようと思っていましたが、関連内容が出てきたので補正予算審議にて質問しました。)

【質疑の概要】
Q:厳しい財政で補助金の削減は避けられないが、難しい面もある。先進自治体では、各種団体補助金について一旦全ての補助を廃止して、新規に1件1件必要性を審議して3年なり5年なりの期限付きで交付決定する、ゼロスタートによる見直しを実施しているところもあって、効果が出ている。この仕組みを導入する考えはないか。
A:原則として1割カット、但し必要なものは満額、必要性の低いものはそれ以上にカットなどで対応している。

Q:その1割カット、満額回答、2割カットなどは理事者において決定するのか。
A:所管課とも協議し理事者が決定する。

Q:補助金交付決定の透明性を高めるため、外部の検討委員会による決定機関を設ける考えはないか。
A:その考えはない。

【和田地区委員会との懇談会】
和田地区委員会との懇談会に出席。今年1年間お世話になる区長・副区長と意見交換の場を持ちました。

【和田保育所保護者会引継ぎ】
和田地区委員会との懇談会を途中で退席し、和田保育所の新旧役員の引継ぎ式に参加しました。1年間たいしたお世話もできませんでしたが、楽しく勤めることができました。後は、卒園式を済ませば全ての行事が終了します。