小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

ひな人形

2005年02月19日 | 活動日記
文化会館で行われた「若狭地区ふるさとづくり大会」に出席。大会では表彰式や実践発表が行われました。
小さな親切運動の表彰式では、地元の小学校のクラブ活動で長年にわたり茶道の指導をし、人と接することの大切さやもてなしの心を子どもたちに教えてこられたご夫婦や、新聞配達後、10年以上にわたりゴミ袋片手に地元の道路を清掃活動しているご婦人などの表彰がありました。こうしたことを長年続けることは並大抵のことではありません。本当に頭が下がる思いがします。

【ひな人形】
2月17日付け福井新聞に、高浜町の本町通りをひな人形の道にする取り組みをされている記事が掲載されていたので、その方を訪問しお話を伺ってきました。
その方は、本町の本庄厚さんです。現在、本町通りの家々で窓越しにひな人形が飾られています。

(小幡):この取り組みを始められたきっかけは何ですか。
(本庄氏):2年ほど前、徳島県で廃雛を展示した催しをテレビで見て興味を持っていた。その後、愛知県足助町で家々に伝わるひな人形で町並みを彩る「中馬(ちゅうま)のおひなさん」が開催されていることを知り、昨年秋に足助町を訪問し先方の公社の方から取り組み内容について説明を受け、地元の本町でもできないかと考えたことがきっかけである。(秋だったため展示はその時はしていなかった)

(小幡):取り組みをされて何日か経過していますが、町の人の反応はどうですか。
(本庄氏):今まで近所に住んでいながら話す機会がない人もいたが、このひな人形の展示がきっかけで会話が生まれ喜んでいるといった反響を聞く。

(小幡):町のコミュニティーづくりがねらいですか。
(本庄氏):その通り。現在は昔のような隣近所の付き合いがなくなりつつあるが、このひな人形の展示を通じてコミュニティーづくりが出来ればと思っている。足助町の取り組みは商店街の活性化が目的だが、とりあえずはコミュニティーづくりと考えている。

(小幡):素晴らしい取り組みだと思います。ところで新潟県村上市では「人形さまの町おこし」が非常に有名で沢山の観光客が訪れており、私も興味を持っています。(村上市の取り組みを説明)村上市の取り組みはご存知でしたか。
(本庄氏):詳しくは知らなかった。私を含め数人で今年始めたばかりの取り組みであるが、できれば今後も育てていきたい。今はコミュニティーづくりだが、将来、例えば旅館の宿泊客が見物してくれるようなレベルになれば嬉しい。

(小幡):もう少し規模が広がれば、決して夢ではないと思います。
(本庄氏):ただ、規模を広げることに集中すると足元が見えなくなる。手作りで進めていきたい。一般の住宅にもお願いするため、無理して規模拡大すべきではないと考えている。強制することになると本意ではない。自然に広がっていけばと考えている。

(小幡):村上市の例でも、最初は一人が手作りで進めています。行政の支援もなくわずかな予算でやりながら、あれだけの成功を納めています。行政主導では地に足が着いてないので一過性となることが多いですが、この取り組みには大きな希望を持っています。今度、天気の良い日に娘を連れてゆっくりと見学させていただきます。本日はありがとうございました。

【ブックマーク】
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