諏訪湖のほとりで起床。
近くの高島城址へ行く。
江戸時代に「浮城」として名高かった。
元々は諏訪湖に面しており島を丸ごと利用して築城されたものの、今では湖面は遠くなっている。
諏訪の領主は戦国時代、諏訪家が務めてきたが信玄の侵攻により腹心の板垣信方が郡代となり上原城を拠点とした。
信方が戦死、諏訪頼重の娘が勝頼を産み、勝頼が長じると伊那高遠に入って一帯を管轄した。
武田が滅亡すると諏訪頼忠、すなわち武田に協力した方の諏訪家の後継が織田北条との間を立ち回って諏訪に復活、しばし領主となった。
徳川家康が関東に移封となると諏訪頼忠も関東に移動、後に秀吉の命で日根野高吉という武将が高島に来た。
彼は7年掛けて浮城を築く。
せっかく心血を注いだ高島城も日根野氏が転封となり諏訪頼忠の長男頼水が諏訪藩主として復帰、以後明治まで諏訪家が藩主を務めた。
高島城は現在、天守や門などが復元されており石垣など立派なものである。
屋根は銅板葺きであるが当寺はこけら葺だったようだ。
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