扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

房総の社寺参詣 #8 館山城跡

2013年12月17日 | 城・城址・古戦場

須崎岬を回って内陸の方にいったところに館山城。

小さな丘に築かれた山城。

本丸からは東京湾を一望できる。

築城は天正年間、里見義頼。

里見氏は清和源氏新田氏流、上野に在所がある。

当地に土着したのは鎌倉公方足利義持に仕えた里見家基から。

家基が永享の乱、結城合戦で家基が戦死、義視が安房に入ったとする。

里見氏が最も元気だったのが義堯の時、北条氏の助けを借りて内紛に勝利した義堯は一転、北条氏と激しく戦った。

その子義弘は上杉謙信と同盟、北条領国を南から付く任を得て北条氏康を牽制した。

義弘の子、義頼である。

義頼は秀吉に接近したが私戦を行ったとして上総の所領を没収され安房の大名となった。

関ケ原では徳川方についた。

共に新田氏を祖とする親戚ではある。

館山藩主となった里見氏は大久保忠隣と近く、その失脚に連座して改易された。

 

城跡には模擬天守が建てられ博物館となっている。

今日は工事中。

本丸から東京湾の眺めがいい。

 

 


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