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No1137『ゼロ・グラビティ』~無線で交信する声と声~

冒頭から、無線のジジジという音とともに、声が聞こえてくる。隣の方の人の携帯かと勘違いしそうなくらい小さくて、画面の左の端の方から…、続いて、右の方から、応答する声が聞こえる。青い地球をバックに、漆黒の宇宙空間を舞台に映画は始まる。無線で会話する声と声。宇宙飛行士同士も無線で話すし、地上のヒューストン基地との交信も絶え間ない。地上の声はエド・ハリスで、いい声。主演二人のうち、ベテラン飛 . . . 本文を読む
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No1136『もらとりあむタマ子』~ゆるゆるの前田敦子が魅力~

前田敦子がとっても可愛い。くりくりした大きな瞳で、まばたきもせず、じっとスクリーンからこちらを見つめている。お父さんを見てたり、テレビやいろんなものを見ているだけなのだけれど、そのまなざしに、思わずどきりとしてしまう。可愛いはずの前田敦子が、アップの顔をよくみたら、顔のつくりもアンバランスで、ふつうの女の子にみえたりする。彼女は、めちゃくちゃな美人というよりは、少し個性派の美人で、ふてくされた顔、 . . . 本文を読む
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No1135『グォさんの仮装大賞』~老いてなお、こどもの心を失わず~

「悔いのない人生を」というけれど、後悔のない人生なんて、ないと思う。年をとればとるほど、後悔だらけで、リヤカーに山のように、後悔という名の雪だるまをのせている。でも、だからといって、もし、もう一度人生をやり直したとしてもきっとこの性格は変わらないだろうし、愚かさも変わらないだろうから、同じ失敗を繰り返し、同じくらいの後悔の山を積み上げているような気がする。だけど、大事なことは、後悔の思いにひきずら . . . 本文を読む
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迷信深い山羊~サイレント映画新春ニコニコ大会動物篇 ~

どこにでも頑固な人というのはいるもの。なかなかこちらの言ってることを聞いてくれなくて、まさに、のれんに腕押し。時間ばかりが経って、無力感に、思わずいらいらしてしまうことがある。わかってくれるはずという期待感があるから、よけいに、相手の石頭さに、思わずいらついてしまう。 人間ができていない私は、つい声や表情に、怒りの気持ちが出てしまい、それが相手にも伝わって、相手もよけい意固地になって、悪循環。 . . . 本文を読む
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No1134『喜劇 女は男のふるさとヨ』~たんかを切るのは女たち~

昨年の見納めは森崎東、今年の頭の中での初映画(脚本を読んだ)は森崎東、そして、スクリーンで観た本当の初映画も森崎東でした。 4日、帰省先の愛知から帰ったその足でそのままシネ・ヌーヴォへ。森繁久弥特集の中に、幸運にも唯一入った森崎東監督作品。 倍賞美津子のさばさばした女っぷりがとてもすてきだし、中村メイコに泣かされる。 たんかをきるのは、中村メイコ。警察署で、山本麟一演じる、ごつくてコワモテの . . . 本文を読む
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晩秋の音楽散歩道

去年の秋にかけて音楽関連のいろんなイベントに行ってみた。感想をまとめておきたいと思いながら、年を越してしまったので、忘れないよう書いておこうと思います。 11月の連休に参加したのは、「シンセサイザーフェスタ大阪2013」。シンセサイザーのコーナーを死守し頑張っている楽器店を、 シンセ・スポットと銘打って、スタンプ・ラリーで回る。梅田か難波等の3軒分のスタンプを集めたら、堀江「エレクトリック・カフ . . . 本文を読む
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2時間半の帰省帰りの道中~準備稿で読んだ寅さん映画~

今日、在来線で、名古屋から大阪まで帰った。昔、ホームで寒い思いをして接続の電車を待って、風邪をひいて以来新幹線で帰っていたので、ずいぶん久しぶりのこと。 帰省帰りのピークとニュースであり、人でいっぱいの新幹線を避けたくて、思いつきで、名古屋から米原行の快速電車に乗った。しかし、同じようなことを考えて交通費を安くあげようとしている人はいるもので、荷物を抱えた若者も多く、40分座れなかったので、新幹 . . . 本文を読む
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お正月の光景

お正月が終わった。今年は、関東の小6の甥っ子は、中高一貫の公立学校を目指していて、お正月返上で、2日から、朝9時半からから晩9時頃までみっちり塾の講習があるとかで、残念ながら帰省してこなかった。 ということで、愛知の甥っ子たちとのお正月。奈良の延長のようで、楽しい3日間だった。 小5の甥っ子は、冬休みの日誌は、ほぼ終わっていたものの、あちこち回答が空欄のところが残っていて、それを埋めていくこと . . . 本文を読む
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「生誕110年映画監督・清水宏」特集1月25日から

昨年のベストテンは、これから帰省の道中に考えるのですが、なんといっても、濱口竜介監督の関西での特集上映は貴重でした。『親密さ』の夜明けの橋のシーン、詩の朗読は忘れがたく、『うたうひと』といったドキュメンタリー映画もすばらしくまた特集上映が行われないか、期待したいところです。ほかには、当ブログで何度もご紹介した高畑勲監督のアニメ『かぐや姫の物語』森崎東監督の『ペコロスの母に会いに行く』が思い浮かびま . . . 本文を読む
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新春初笑いは、「こどもの発想。」から

今朝、自分が自分を呼んでいるような声で目覚めた・・というのは気のせい?今まで何度か元旦を下宿とか一人で迎えたことはあって、さびしいということは全くないのだけれど、年末、奈良で甥っ子たちと遊びすぎて、年賀状とかやることが山積みで、大阪で年を越した。 夜半、二年参りと称して(「めぞん一刻」の読者ならご存知)、一人、意気揚々と、近所の神社に出かけたら、12時ちょっと前だというのに、神社の前の道路には長 . . . 本文を読む
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音楽つれづれなるままに~聞こえるもの、心を動かすもの~

あけましておめでとうございます。今年も映画を中心に、音楽や、自分なりに感じたこと、考えたことを綴っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。 演劇の舞台で、うまくいった時は、客席と舞台が一体になり、宇宙ができると、亡くなった井上ひさしさんが言われていた。上演が終わって、お客さんが帰る時、皆どこか他人に対して優しくなっていて我先にではなく、譲り合ったりしていると。 最近ライブに行ったり . . . 本文を読む
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