「午前10時の映画祭」ということで、関西ではTOHOなんば、西宮、二条で
名画50本が続々と上映されている。
先々週末のなんばでの上映には、起きられず断念してしまったが、
今日は、西宮まで頑張って行ってこれた!
『アメリカの夜』は
100人ほどの客席で、椅子もゆったり、スクリーンも大きく
カラーの色が美しかった。
梅田から特急で15分の阪急西宮北口から
徒歩10分くらいかかるが、案内もしっかり書 . . . 本文を読む
ジャック・ロジエのヴァカンス特集が終わってしまった。
砂浜の向こうに夏の青い海が広がるロングショット。
きれいだなと眺めていると
やおら画面左手から、ペタペタペタ!と凄い音をたてて
青年がものすごい勢いで駆けてくる。
続いて画面変わると、
今度は右手からころころ大きなビーチボールが転がってくる。
水着姿の女の子3人が、等間隔でまるで仲良く足をそろえているかのように
るんるんるん、という調子で
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1941年のアメリカのアニメ。
いやはやこれまた凄い、すてきな映画。
主人公のバッタのホピティ、恋人の蜂のハニーたちが暮らす街の草むら。
囲いが壊れて、人間たちが踏み荒らすようになり、
吸いかけの葉巻を捨てられて、虫の家が火事になったり、
いろんなごみが捨てられる。
虫からみたら、葉巻は宇宙船のように大きいし、
ガムのゴミも大きい、人間の靴だって巨大だ。
人間から見たら小さな物も、虫から見たら全然 . . . 本文を読む
ジャック・ロジエの特集をついに観ることができた。
とにかく凄い!
この映画を観た人がいたら、凄かったでしょ!と連発して
肩をたたきあうか、握手した手を握り締めてそのまま振り回したいぐらいの
おもしろさ。
このノリは、登場人物の漁師の一人プチガのおっちゃんなんだけれど。
私にはヌーヴェルヴァーグというと、ちょっとこむずかしいイメージもあるが
これはもう、映画のみごとな疾走ぶりに圧倒されての
充実し . . . 本文を読む
公開初日、東大阪市の布施の映画館で観てきました。東大阪といえば、花園ラグビー場があるところ。ラグビーワールドカップ2019の日本開催の会場候補地に、花園が入っておらず、試合開催を求める署名活動のちらしも配ってました。映画館には、ラガーマンっぽい、ちょっとごっつい男の人もちらほら。
さて、映画の方は、最近のイーストウッド作品の観終わった後の重い感じ、悲痛な運命に襲われ、世の中の悪と、静かに向き合う . . . 本文を読む
睡眠不足で、このところ週末は、映画に行くために設定した目覚ましに何回も起こされながらも睡魔に負けて、観たい映画を何本も見逃してしまいました。ちょっとくらい気分になりながらも、夕刻出かけて、それでも襲う眠気を振り払いつつ、スクリーンに向かうというありさまです。
すっかりご無沙汰してしまいましたが、その間にパソコンの買い替えを余儀なくされました。というのも、新年になってから、PCの調子がずっと悪く、 . . . 本文を読む
キネマ旬報のベストテンが掲載された特別号が出る前に、マイベストテンのおまけです。
○主演男優賞
森田直幸『大阪ハムレット』
○助演男優賞
岸辺一徳『大阪ハムレット』『のんちゃんのり弁』
○主演女優賞
ペ・ドゥナ『空気人形』
○助演女優賞
安藤サクラ『愛のむきだし』
〔感想〕
『大阪ハムレット』では、主演は、母ちゃん役の松坂慶子さん、知らぬ間に家に住みついてしまったおっちゃん役の岸部さん . . . 本文を読む
続いて2009年に私が観た新作外国映画のマイベストテンです。
1 グラン・トリノ(クリント・イーストウッド監督)
2 エグザイル/絆(ジョニー・トー監督)
3 我が至上の愛 アストレとセラドン(エリック・ロメール監督)
4 チェンジリング(クリント・イーストウッド監督)
5 美しく生きて ~アニエラと犬~(ドロタ・ケンジェルザヴスカ監督)
6 扉をたたく人(トーマス・マッカーシー監督)
7 . . . 本文を読む
遅ればせながら、2009年日本映画のマイベストテンです。
1 大阪ハムレット(光石富士朗監督)
2 私は猫ストーカー(鈴木卓爾監督)
3 愛のむきだし(園 子温監督)
4 あんにょん由美香(松江哲明監督)
5 のんちゃんのり弁(緒方明監督)
6 劔岳 点の記(木村大作監督)
7 風が強く吹いている( 大森寿美男監督
8 マイマイ新子と千年の魔法(片渕須直監督)
9 ディア・ドクター(西川美 . . . 本文を読む