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お正月の光景

お正月が終わった。
今年は、関東の小6の甥っ子は、
中高一貫の公立学校を目指していて、
お正月返上で、2日から、
朝9時半からから晩9時頃まで
みっちり塾の講習があるとかで、
残念ながら帰省してこなかった。

ということで、
愛知の甥っ子たちとのお正月。
奈良の延長のようで、楽しい3日間だった。

小5の甥っ子は、
冬休みの日誌は、ほぼ終わっていたものの、
あちこち回答が空欄のところが残っていて、
それを埋めていくことになった。
ちょこっと手伝うことになり、
本人に、こっちも、こっちもあいてるねと言ったら、
「あなあきスペシャル」と笑って言う。
自分ができてないことも、
しっかり笑いのネタにしてしまうとはさすがで、
大うけしてしまった。
すると、学校では「受け先生」と呼ばれているそうで、
相変わらず、おもろいことばかり言っているらしい。

冬休みの工作の4コマまんがは、
おならで世界一周して、元の場所に戻ってきたというアイデアを、
自ら思いつき、
名づけて「屁航空」。

さすがおもろいことを考える子だと、
思わず、お手伝いを名乗り出る私。
はさみやカッターナイフ、色紙で、久しぶりに工作をして
夜の11時までかかって、なんとか完成。
(そもそも始めたのが夕食後の8時過ぎ)

甥っ子はインターネットで
参考になりそうな海外の名所の絵を探して、漫画を完成。
私はそれを飾る箱をつくり、
協力してできあがる成果があるというのは、本当にうれしい。

その日の昼には、私が、投稿のはがきを出しに、
締切の関係で、
片道2キロ以上の町の集配郵便局まで歩いていくのに
その甥っ子もつきあってくれて、二人で散歩のデート。
帰りには公園でブランコに乗って、
ブランコのこぎ方を忘れた私は
ひざを曲げるタイミングまで教えてもらったりした。

途中、私が道を間違えても、文句もいわない。
老人ホームの前を通れば、
この頃腰も痛くて、年ですわ、と、
老人のようなことをしゃべったりする。

そういえば、奈良のお寺で
うっかり私が帽子を落とした時も、
寺の人に聞きに行ったりしてくれて
大人のような、優しい貫禄もあり、
これからが楽しみだと、大いに期待する
伯母愛を、あらためて再確認した。

そんなふうにどっぷり自分も小学生の気分になっていたら、
今日、高校の学年の同窓会があり、
初めて参加した。
知っている子がほとんどおらず、
顔もわからなくて、5分ですぐ帰りたくなった。

居場所がみつけられず帰りたいのをぐっと我慢して、
残っていれば、それなりによいこともあって、
声をかけてくれる子も少しはいて、
とびあがりたいくらいにうれしかった。
基本、自己嫌悪の固まりだけれど、
そういうときは、存在しててよかったなあと単純にほっとする。

それにしても、声というのは本当に変わらない。
声を聞いただけで、当時の教室の雰囲気まで思い出す子もいたほど。

なんとなく、いろいろと皆の話を聞きたくて、
クラスの2次会をすると教えてもらい、10人ほど集まった。
皆、年をとりはしたけれど、
笑った顔は変わらないし、どこか優しくなったようにもみえて、
笑顔はやっぱりすてきだなあと実感した大人の集いだった。

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