知人のお通夜に行った。50歳代前半。あまりに早い旅立ち。
20歳代の頃に知りあったけれど、ここ十数年は、なかなか会うこともなかった。若い頃のおもかげが強く残っていると、なんだかよけいに辛い。お通夜に行くと、私自身が、人生で行ってきた、いろんな人のお通夜が思い浮かぶ。
働き始めてから初めて行ったお通夜は、同僚の親御さんだったか。高校時代の親友、高校の先生。。。お経を聞くといつも思い出す映画がある . . . 本文を読む
祝日の月曜日、毎年、神戸映画資料館で恒例の神戸クラシックコメディ映画祭(通称クラコメ)の最終日に行ってきた。キートンは、すごい。どれだけ笑ったことか。コメディの力で、なんだか、いろんなことも全部笑いとばせそうな気がするほどに楽しかった。客席のあちこちで笑い声が聞こえ、微妙に笑いのつぼが違ったりもして、それを感じるのも、また楽しい。
大金持ちのお坊ちゃまのキートン。ひょろりとしていて小柄。
一人 . . . 本文を読む
先週の日曜日、5日は神戸映画資料館に、映画初めということで、新春剣豪映画大会を観に、出かけたつもりが、久しぶりで、電車の時間計算を誤り、1本目の片岡千恵蔵が主演する『宮本武蔵 一条寺決闘』に間に合わないことがわかり、仕方がないから、海でも見に行こうと足を伸ばして須磨へ。
海に面した須磨駅で降りるつもりが、間違えて須磨海浜公園駅で降りてしまい、須磨駅まで歩くことに。
水族館にいくアベックがちらほ . . . 本文を読む
大阪に来て、もう〇十年も経つのですが、今日、初めて「十日えびす」というものに行ってきました。布施によく映画を観に行っていた頃、布施戎神社の「十日えびす」のポスターを見かけたのですが、自分でお店とか商売をやってる人たちが行くもので、私には縁がないと思っていました。
今日、神戸方面の友人宅で新年会をやった後、一緒に帰った友達が、大阪に帰る途中で、西宮神社の十日えびすに寄って行くと言われたので、ちょっ . . . 本文を読む
2019年の映画ベストです。といっても、鑑賞本数自体が激減しているので、ベストテンというほど、選べませんが、心に残った映画を何本かご紹介したいと思います。
①『幸福なラザロ』バッハの音楽が今でも響くし、登場人物一人一人の顔、表情も思いだせるくらいに好き。ラザロという青年の人物造形もすごいし、ファンタジーと現実との交錯の見事なこと。この映画のことを思い出すと、とても心が穏やかになる。
②『ROM . . . 本文を読む
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。お正月も3日目。甥っ子達も帰ってしまい、実家もさみしくなりました。
元旦、久しぶりに会いましたが、さすがに、中学生、高校生ともなると、もう「人生ゲームやろう!」なんて言ってもらえなくなりました(当然(笑))。親に言われずとも、問題集片手に、実家でも勉強している甥っ子の姿をみると、いつも「甥っ子」に遊んでもらってばかりいた私は、一抹のさみしさを . . . 本文を読む
日曜日、いよいよ蓼科山へ。標高2532m。
去年富士山に行った友達と、今年はどこへ行こうかとなり、
彼女が中学の時、登って、しんどい思い出しかなかった山に
リベンジすることに。
茅野駅前のホテルから、女神茶屋という登り口まで、
タクシーで行って、ゆっくり登り始める。
まっすぐに伸びた白樺の樹がきれいで、
信州の山はいいなあと見とれる。
笹も青々として、コケやシダの緑が、台風や . . . 本文を読む
昨年の秋、信州の蓼科山に登ってきた。
金曜日の晩、友達より一足早く茅野に到着。
ずっと来たかった下諏訪で、お風呂巡り。
「飯より風呂!」で、
晩御飯も食べずに、4箇所もはしごした。
番台のおばちゃんが皆、親切で、
最初の菅野温泉では、
間違えて男風呂の下駄箱に
靴を置いてしまい、おいちゃんに
にっこり優しく教えてもらった。
慌てるといけません!
1箇所230円と安く、 . . . 本文を読む
前回書いた時には、以下のリンク先のとおり、
かなり酷評してしまった
村上春樹さんの「IQ84」。
https://blog.goo.ne.jp/paraparaeiga/e/04327e2069b82c0830fe687967f5bbd0
年末、仕事終わりに、忘年会のお店へと、
街の中を歩いていて、
小さな公園を見つけて、ふらりと入ってみた。
クリスマスはとうに終わっていたけれど、
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書きかけだったいい映画シリーズの3本目。この映画のパンフは、半年近くずっと机の上に置かれたままでした。黒沢清監督、前田敦子主演。前田敦子は、『モラトリアムたまこ』の時から、気になる存在。前田が演じる葉子は、テレビのレポーターの仕事をしているけれど、夢は、舞台で歌うこと。 責任感を持って、きつい仕事もしっかりこなしているけれど、心の中に、何かもやもやするものを抱えている。言葉にはされないけれど、そう . . . 本文を読む
昨年、心に残ったいい映画だったのに、気負いすぎて、書きかけのままで、消すには惜しい気がする、映画シリーズの2本目。主人公のフローレンスは、本をこよなく愛する平凡な女性。本屋を開きたい、という戦死した夫との夢をかなえたかっただけ。でも、買い取って本屋にした建物が、美しい旧家だったことから、その家を芸術センターにして、町中にひけらかしたかった地元権力者の老婦人のねたみをかう。
舞台は、1959年のイ . . . 本文を読む