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音楽探訪その6「ピアノリレーコンサート」~一音一音にロマンがある~

ピアノリレーコンサートに行ってきた。 情感たっぷりの演奏に心がいっぱいになり、どうしてこんな美しい音楽が流れ出るのだろうと、真剣に鍵盤に向かう姿に、何度も涙があふれた。市民ホールで、スタインウェイのピアノを弾くという催し。子どもから中高年まで、年齢もさまざま、一人持ち時間は12分以内、一曲のみで、次々と弾いていく。 やさしく、あたたかな響きもあれば、きびきびして、一つひとつの音が迫ってくる演奏 . . . 本文を読む
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No1259『バベルの学校』~パリの学校に通う20か国の子ども達の思いあふれる~

私は5歳の時、エジプトに住んでいました、という作文を黒板に書く場面から映画は始まる。 舞台は、フランス・パリの中学校。フランス語の集中トレーニングを受けるため、「適応クラス」で学ぶのは、イラン、モロッコ、アイルランド、ブラジル、中国、セネガルと20か国もの国籍を持った子どもたち24人。こんにちは、を母国語でなんというのか、という授業。それぞれが紹介して、皆で復唱する。いろんな文字の「こんにちは」 . . . 本文を読む
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No1258『ディオールと私』~物づくりの現場の緊迫感と充実感~

パリ・コレの直前8週間、デザイン、縫製、ショーまでの現場に密着したドキュメンタリー。真剣にぶつかりあう人と人、何十年もの経験を積んだプロフェッショナルなお針子さんたちがなんとも魅力的で、緊迫感あふれる充実した90分。 2012年4月、クリスチャン・ディオールのデザイナーに新しく就任したのは、ラフ・シモンズ。ベルギー人で、男性ブランド出身、オートクチュールは未体験という大抜擢。 舞台は、パリ、モ . . . 本文を読む
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音楽探訪その5~自分の中の“音楽”が呼び覚まされる瞬間~

ライブハウスという小さな空間で、思いっきり輝き、弾ける歌い手さん、弾き手さん、DJさん達と一緒に、同じ音楽の世界に浸れるのって、どんな有名な歌手のコンサートに行くよりも、最高に熱く、幸せな音楽体験じゃないかと思った。舞台の上で汗だくになって、音楽の世界で跳びはねる彼ら、彼女たちから放たれるのは、ありったけの“生のつぶて”。客席の私達は、舞台で輝く彼らに、その瞬間、生を仮託す . . . 本文を読む
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“今”を刻みつけること

今日という日は、いつもばたばたと駆け足で過ぎ去っていく。気がつけば、いつも午前3時。ドアの向こうに、明日が待っている。あわてて灯りを消して、床につく。そうして、いつのまにか年を重ねている。 楽しいときはあっという間。せめて大切に心に刻んでおこうと思っても、抱きしめるそばから、記憶は腕の間をすり抜けていく。だから、消えないよう、言葉にして、文字にして、残しておこう。一音でも、一字でもいいから、かた . . . 本文を読む
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No1257『トラック野郎 爆走一番星』~失恋のしょっぱさを背中にしょって、走る男の心意気~

「社会に出れば理不尽なことはたくさんあるが、例え組織に負けたからといって、卑屈になることもなければ、気力を手放すこともないんだよ。そこはジッと我慢して、自分には『弾ぁ、残っとる』と思い、前を向けばいいわけ。 弾とは、自分がこれまで勉強してきたことや、周囲の人たちから受けた愛情や支えだと思えばいい。で、本当に自分が勝負を賭けたい時に、その弾をブッぱなせばいいいんだ。その弾が当たらなくても、懲りずに . . . 本文を読む
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No1256『三里塚に生きる』~懸命に生きてきた人々の人生の重み~

ここには本当に大切なものが映っている気がする。40年も前。空港さえ来なければ、親から受け継いだり、自ら開墾した農地で地道に農業をして、平凡に暮らすことができたはずの人々。普通のおじさん、おばちゃん、若者たちが、農地を守るために、国を相手に戦わなければならなくなった。。。22歳で自ら命を断った青年の遺書が心に残る。ばあちゃんの顔のしわ一本一本に、苦労をみる。とてもいい顔。黙々と大地を耕し、キャベツを . . . 本文を読む
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No1255『ハッピーアワー』編集ラッシュ公開上映~人と人とのやさしい関係~

映画に過去は映らない。映るのは、その人の今だけ。でも、それぞれの人は、皆過去を背負っているし、過去は現在に、今のありように、にじみ出している。回想シーンとかで過去を描くのでなく、今のその人と、他の人との関係を描く中で、過去もあぶりだされていく。そうして、その人自身が、浮かび上がっていく。 濱口監督は、本当に卓抜した脚本を書き、演出される監督で、今回の新作の脚本は、濱口監督を含め野原位さん、高橋知 . . . 本文を読む
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宇宙酔いのテスト~USJの乗り物~

残業つづきで、なかなか書けない。でも、書きだすと、目が冴えて、寝れなくなる。USJのつづき。やはり、あのジェットコースターの体験は強烈で、乗っている間、目を閉じてしまうと、怖いだけだが、ちゃんと目を開けて、見ていたからこそ、自分なりに、考えたりできる気がする。「見る」ことの大切さは、いろんな本で教えられてきた。ふと脳裏に浮かんだのがレイ・ブラッドベリの「ウは宇宙船のウ」中学の頃、あこがれの同級生の . . . 本文を読む
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音楽探訪その4~DJ…夢の空間づくり~

週末の日曜日、TK-WAVEというイベントを聴きに京都まで行ってきた。小室ファミリー好きなファンのつどい。何人ものDJさんが、小室哲哉(TK)の曲をかけて、踊ったり、聴いたり、ライブがあったり、観客と主催者とのカラオケ対決があって勝てば景品をもらったり、TKの曲を楽しもうというコンセプト。 遊園地が、つくられた空間で遊ぶ場所なら、ライブみたいなイベントは、演奏者も、聴き手も皆いっしょに、自分たち . . . 本文を読む
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遊園地にて肝試し~“夢は夢でも…”~

乗り終わって、全身の力が一気にほどけ、身体中がじんじんとしびれるようだった。土曜日、名古屋から来た甥っ子達とUSJに遊びに行った。「ウォーターワールド」という楽しいショーが終わり、大勢の人混みの中で、甥っ子に連れて行かれるままに、わけがわからず入ったのは、「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」。小2の甥っ子は、背が小さくて、義妹とともに行列から離脱。小6の子と二人きり。乗り場の少し前まで来ると、パン . . . 本文を読む
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