この春PCが壊れ、住所録のバックアップがなかったことを忘れており、
おまけに印刷でとちって、年賀状を25枚も失敗。
とんだ年末のありさまです。
監督のトークや、年末に観た作品と
いっぱい書きたいことが山ほどあるのに、
年を越してしまい、すみません。
今年一年本当にありがとうございました。
来年もぼちぼちと書いていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします。
今年の見納めは、昨日ご紹介した . . . 本文を読む
平凡な高校生の少年が
ヒーローのコスチュームを着て、
街にはびこる悪を駆逐すべく立ち向かう・・!!??
というお話が、いつしか、すごい展開になってゆく。
これは、すごく上手い脚本です。
少年のほかに、コスチュームをまとった別の人物がいた、
というところがミソ。
アニメなら、
コスチュームを着れば、強くなったりするところだが、
本作ではまるで変わらない。
だって、通販で買った綿のコスチュームだも . . . 本文を読む
十三の第七芸術劇場で、
レイトショーで行われている
「瀬々ワールド 実録・犯罪・事件」特集。
4時間半の大作『ヘヴンズ ストーリー』を公開中の
瀬々敬久監督の過去の作品の中から
実録・犯罪・事件をテーマにした4つの傑作を
よりすぐっての上映。
今日は、プラネットプラスワンの富岡さんを聞き手として
瀬々監督のトークがありました。
旧作『黒い下着の女 雷魚』は用事で間に合わず、
観れなかったのですが . . . 本文を読む
今日の最後は、ガーデン・シネマでの
アルノー・デプレシャン監督作品。
クリスマス。
母の病気をきっかけに家族が大集合。
問題児だった息子も姿を現す。
長女と二人の息子、それぞれの伴侶や子供たちとの群像劇で
どの会話も味わい深く、
それぞれの過ごしてきた数年間の思いも想像され
深い余韻を生む。
とくに一家の家長の父がいい。
問題児の次男が窓を抜け出し壁をつたって降りていくと
雪が降ってくる場面 . . . 本文を読む
神戸KAVCで始まったポルトガル映画祭での
オリヴェイラ監督作品。オペラ映画。
舞踏会から始まり、
ろうそくやシャンデリアの光で
主人公マルガリーダの白い肌のきめ細やかさまでが
ほんのりと浮き上がり、夢の夜のように美しい。
恋する子爵と結婚したものの
婚礼の夜、子爵に自分が人間でないと打ち明けられ
次々と悲劇が起きる。
(以下ネタバレです)
ラスト。亡くなった子爵の遺産に目をつけたのが
まず . . . 本文を読む
追い越しがきっかけで、
大型タンク・ローリーから執拗な追跡にあい、
果ては命まで狙われる平凡な中年アメリカ人男性。
肝心のタンク・ローリーの運転手は、
車の陰に見えた足元と
窓から突き出された太い腕だけしか映らず、
どんな風貌の男かも、全くわからない不気味さ。
凄い勢いで追いかけてくるタンク・ローリーの車体が
怪物のようで、ただもう怖いばかり。
スピルバーグ監督の初期1973年の有名な作品。
午 . . . 本文を読む
ブルク7でのレイトショー特集上映に
今日もまた狂ったかのように行ってしまった。
昨晩とは、まるでちがって
原題『黒社会』『黒社会 以和為貴』
香港のマフィアの親分(会長)ポストをめぐる
熾烈な争い、つまり殺し合い。
『エグザイル/絆』のジョニー・トー監督。
1の方では、登場人物が多く人間関係がわからなくて
少し眠くなってしまったが、
後半の、組の会長だけが持てる木像の奪い合いと、
人から人への連 . . . 本文を読む
いやあ、すごかった。
終了時間が23時半というのに迷ったけれど、
JR沿線に住んでいる幸運で
帰り道は、道路に止まっている車の陰から
何か出てきたらどうしようとややスリルでしたが、
3時間20分、たっぷり楽しみました。
ゾンビも血も車も別に好きではないですが、
これはおもしろかった!
公開当時に見逃して
今回2本まとめてのお年玉をもらった気分。
キャーキャー叫びかけているギャルたちは
エンドロー . . . 本文を読む
名古屋市の千種区今池にあるミニシアター「名古屋シネマテーク」で
「第24回自主製作映画Festival at Nagoya Cinematheque何でも持って来い!」
の1本として、
木村卓司監督の最新作『シネマトグラフ・オブ・エンパイア2』が
12月25日の夜10時から
上映される事になりました。
名古屋シネマテークHP
木村監督いわく、
「上映時間1時間32分の気宇拡大な大自然大叙事詩です . . . 本文を読む
題名が説明的でひいてしまうかもしれないが
人気漫画家の西原理恵子と、
戦場カメラマンだった、アルコール依存症の夫と
息子、娘の4人家族の姿を描く。
病気ゆえの悲しみや苦しみは最小限に抑え、
大きなゆったりした愛で、家族を包み込むような映画。
ほんわかとした温かい空気がとても居心地がよかった。
この家族なら、きっと、力むことなく自然体のまま、歩き続けられそうに思えた。
見終わって、私も、冬の人気 . . . 本文を読む
こどもの純情さ、素直さ、いじっぱり、
きらきらしたこどもの感情という宝物がいっぱいつまった大傑作。
ポルトガルの巨匠オリヴェイラ監督特集が
神戸KAVCで昨日から始まった。
これは1942年の長編デビュー作。
きらきら光るドウロ河の流れる古い港町ポルトを舞台に
いたずらっ子の少年の、
可愛い少女へのときめき、あこがれ、
仲間たちとの喧嘩やら、ほんの数日間が
描かれる。
誤解を受けて、仲間達から . . . 本文を読む
12月4日、十三の第七芸術劇場での初回の上映後、
4時間38分の怒涛のようなドラマが終わり
興奮と余韻に浸る中、
瀬々敬久監督、シンガーの山崎ハコさん、
大阪出身の大島葉子(はこ)さんが登壇された。
監督は、ラストシーンについての観客の質問に
「2006年に企画を考えはじめ、
脚本はわりと早くでき、撮影しようと思ったが、
こういう作品だし、普通の会社でできるわけはない。
自主製作でやろうとしたが . . . 本文を読む
壮大なる人間ドラマ。
復讐をめぐる、罪と罰のような映画かと思っていたが、
それだけではない、
もっと深い、
人間の生、生きることそのものについて、
問い詰めるような、深いドラマ。
家族のこと、生まれること、
生きること、死ぬこと、
いろんなことを考えたくなる。
メインの登場人物は何人かいて、
でも、脇役も含めて、それぞれ皆存在感があり、
みな、七転八倒しながらも、必死で生きている。
その混沌たる . . . 本文を読む
この秋一番のデートムービーという宣伝文句に
意地っ張りの私は観る気がなかったが、
おもしろいよ~と教えてもらい、
今週で上映終了となる間際、迷った挙句駆け込んだ。
映画の日とあってTOHOシネマズなんばはアベックやらおじさんたちやら。
で、おもしろかったです!!
冒頭からすっかりひきこまれた。
航空機の機内で銃撃戦やら死に物狂いの取っ組み合いが
トム・クルーズ演じるスパイのロイと
殺し屋たちとの . . . 本文を読む