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No383-2「鳳鳴(フォンミン)ー 中国の記憶」~呼び覚まされる記憶~

どうしてこんなにインパクトがあるのだろう。 いろいろ考えていて、気がついたのは、 鳳鳴さんが語られるのは、 自分で見たこと、聞いたこと、 そのとき感じたこと、考えたことと、 自分で直接、体験したことが大半なのだ。 党への批判も 農場に、使われていない布団が山のようにあり、 これらは死者の布団で、丁重に葬られていないことを示唆するなど、 少し差し挟まれる程度。 だから、余計なものが一切ない。 最 . . . 本文を読む
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No383「鳳鳴(フォンミン)- 中国の記憶」~語りの力が、強く心に迫る映像~

どうしてこんなに深く、鮮明に心に響いてくるのだろう。 一人の老婦人が歩いていくのをカメラは後ろから追いかけ、 アパートに着いた彼女が自分の人生について語るのを、 延々と長回しで撮り続ける。 3時間以上の大作のほぼ全てが彼女の語りで、 シーン数にしたら、多分、20を超えないほどで、 一つひとつのシーンも長い。 しかし、これが凄い。圧倒された。 これが「映画」になることに驚いたし、 確かに記録映像 . . . 本文を読む
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