1月も今日限り。
すっかり遅くなりましたが、2007年のマイベストをご紹介させていただきます。昨年は、新作については、邦画よりも外国映画のほうをたくさん観ており、いまひとつ、魅力的な邦画が少なかったのが残念です。
まずは【外国映画編】
1.『善き人のためのソナタ』(独)
最後の数分、後日談ともいえる部分で、男二人のその後の生き様、魂の絆を、セリフでなく、映像だけで見せきってしまうところに圧倒 . . . 本文を読む
大阪の隠れざる、小さな名画上映小屋「Planet+1」(中崎町)で
D.W.グリフィス作品の後期作品、長編3本の上映がありました。
こんなすばらしい作品があったなんて、もう大発見!
1924年「素晴しい哉人生」25年「曲馬団のサリー」と
コミカルなシーンにくすくす笑いつつ、
最後は感極まって、涙ぼろぼろ。
24年「アメリカ(愛と犠牲)」の独立戦争の歴史物の迫力と、
いずれも、サイレントだというの . . . 本文を読む
うまいタイトルだ。
NYの街で歯科医をし、順調な生活を送っていた男が
大学時代の旧友に20年振りに再会。
9.11で妻と娘たちを一度に失った彼は、
魂の抜け殻のようで、以前とは豹変していた。
かつてのような友情を育もうとする男をドン・チードル、
心を閉じてしまった男をアダム・サンドラーが熱演。
不慮の事故で、一度に家族を失った男の哀しみは伝わる。
「街に出たら、どの女性も、妻に見えるんだ」
とい . . . 本文を読む
三浦友和と来ると、最新作に触れずにはいられない。
年末に観て、観終わった直後は、
大好きな三浦友和(おっさん)、オダギリ主演といっても、
「脱力系の三木聡監督は、やはり私には相性が悪かった~」と
不満の方が強かった。
しかし、どこかひっかかるものがあり、ずっと気になっていた。
文句の理由は、明快。
オダギリ・ジョー演じる文哉が
モノローグで自分の心情をしゃべり過ぎたために、
説明的になったこと。 . . . 本文を読む
山口百恵、三浦友和主演、西河克己監督の、1974年お正月作品。
今や酔っ払ったおっさんや、風采の上がらない中年男を演じれば
絶品の三浦が、
あどけない二枚目顔で、学帽の似合う、初々しい書生を演じる。
(なんといっても33年前です!)
日本髪に結った山口の笑顔が可愛らしい。
売れっ子の山口百恵を主役にしたスター映画といっても、
丁寧に撮られた、みごたえのある作品。
踊子たちは、流しの芸人で、
村 . . . 本文を読む
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、当ブログでもいろいろ挑戦し、傷だらけになりながらも(?)
おかげさまで充実した1年でした。
今年も新作、旧作を問わず、いい映画、おもしろい映画、語りたい映画を
ご紹介していきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします。
さて、お正月は、実家に帰省し、
弟の子どもたちと楽しく過ごしました。
4歳、5歳と幼いながらも、ゲームや勝負にかける意気込みは熱 . . . 本文を読む