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2007年マイベストテン(外国映画編)

1月も今日限り。 すっかり遅くなりましたが、2007年のマイベストをご紹介させていただきます。昨年は、新作については、邦画よりも外国映画のほうをたくさん観ており、いまひとつ、魅力的な邦画が少なかったのが残念です。 まずは【外国映画編】 1.『善き人のためのソナタ』(独)  最後の数分、後日談ともいえる部分で、男二人のその後の生き様、魂の絆を、セリフでなく、映像だけで見せきってしまうところに圧倒 . . . 本文を読む
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No326「曲馬団のサリー」「素晴しい哉人生」~笑いの向こうの涙~

大阪の隠れざる、小さな名画上映小屋「Planet+1」(中崎町)で D.W.グリフィス作品の後期作品、長編3本の上映がありました。 こんなすばらしい作品があったなんて、もう大発見! 1924年「素晴しい哉人生」25年「曲馬団のサリー」と コミカルなシーンにくすくす笑いつつ、 最後は感極まって、涙ぼろぼろ。 24年「アメリカ(愛と犠牲)」の独立戦争の歴史物の迫力と、 いずれも、サイレントだというの . . . 本文を読む
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No325「再会の街で」~かすんでしまった友情~

うまいタイトルだ。 NYの街で歯科医をし、順調な生活を送っていた男が 大学時代の旧友に20年振りに再会。 9.11で妻と娘たちを一度に失った彼は、 魂の抜け殻のようで、以前とは豹変していた。 かつてのような友情を育もうとする男をドン・チードル、 心を閉じてしまった男をアダム・サンドラーが熱演。 不慮の事故で、一度に家族を失った男の哀しみは伝わる。 「街に出たら、どの女性も、妻に見えるんだ」 とい . . . 本文を読む
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No324「転々」~三浦友和+オダギリ=??絶妙なユーモア~

三浦友和と来ると、最新作に触れずにはいられない。 年末に観て、観終わった直後は、 大好きな三浦友和(おっさん)、オダギリ主演といっても、 「脱力系の三木聡監督は、やはり私には相性が悪かった~」と 不満の方が強かった。 しかし、どこかひっかかるものがあり、ずっと気になっていた。 文句の理由は、明快。 オダギリ・ジョー演じる文哉が モノローグで自分の心情をしゃべり過ぎたために、 説明的になったこと。 . . . 本文を読む
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No323「伊豆の踊子」1974年~二人を隔てる深い溝~

山口百恵、三浦友和主演、西河克己監督の、1974年お正月作品。 今や酔っ払ったおっさんや、風采の上がらない中年男を演じれば 絶品の三浦が、 あどけない二枚目顔で、学帽の似合う、初々しい書生を演じる。 (なんといっても33年前です!) 日本髪に結った山口の笑顔が可愛らしい。 売れっ子の山口百恵を主役にしたスター映画といっても、 丁寧に撮られた、みごたえのある作品。 踊子たちは、流しの芸人で、 村 . . . 本文を読む
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峠の茶屋1日め~新春編~

新年明けましておめでとうございます。 昨年は、当ブログでもいろいろ挑戦し、傷だらけになりながらも(?) おかげさまで充実した1年でした。 今年も新作、旧作を問わず、いい映画、おもしろい映画、語りたい映画を ご紹介していきたいと思いますので どうぞよろしくお願いします。 さて、お正月は、実家に帰省し、 弟の子どもたちと楽しく過ごしました。 4歳、5歳と幼いながらも、ゲームや勝負にかける意気込みは熱 . . . 本文を読む
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