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No1372『バンコクナイツ』~飄々としつつ、肝っ玉は据わってるオザワの存在感~

映像制作集団「空族」(くぞく)の新作。バンコクからタイ東北部、ラオスでのオールロケ。バンコクの歓楽街タニヤのけばけばしい様子に気後れして、大阪では見損ねて、神戸KAVCへ。富田克也監督が演じるオザワの飄々として、つかみどころのない存在感は、かなり魅力的。ふわふわして、何考えてるかわからないように見えて、しっかり大地に足は着いていて、何事にも動じない。劇団MONOの水沼健さんに、少し雰囲気が似ている . . . 本文を読む
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No1371『SYNCRONIZER』~生き物ゆえの不可解さと生々しさが全開~

人と人、人と動物との脳波を同期させたら、何が起こるのか。 予想外の展開に驚かされた。万田邦敏監督の最新作。大阪で見逃したので、神戸映画資料館へ。監督名以外、事前知識はゼロ。冒頭、動物と人間の脳波を同期させたら、という字幕が流れ、どんな映画かなと思う。ネズミの脳波と自分の脳波を同期させた主人公の研究者の青年がスナックを食べる。 ネズミのようにカリカリ、くどいくらいに噛み続ける姿に なんだかクスリと笑 . . . 本文を読む
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四方田犬彦朗読会『わたしの犬の眼で』~夢を見ているような世界が展開する前衛文学~

神戸映画資料館で、比較文学・映画研究家、詩人、エッセイストの四方田犬彦さんの朗読会があるからということで、朗読が好きな私は頑張って、新長田まで行ってみた。読まれたのは、ブラジル女性前衛作家イルダ・イルスト「わたしの犬の眼で」。四方田さんの本は、難しいイメージがあって、あまり読んでおらず、映画雑誌で映画評論を読んだくらい。客席は、普段の映画の上映会の時とは、少し違う感じの客層で、なんとなく学者っぽい . . . 本文を読む
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