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No252「鉄コン筋クリート」(第1弾)~鮮やかな映像の冒険~

これは、みごとな映像の冒険だ、 そして、みごとに飛んだ!!…と 私は思った。 クライマックス。 自分の内面の「悪の部分」にひっぱられそうになるクロをみながら、 この1年、人の悪口を言ったりしている自分自身を思い出し、 涙がにじんだ。 クロに同化していた。 悪の声にひきずられそうになるクロと一緒に、 私自身も、シロの呼ぶ声を聞いた。 「クロ!!!」 . . . 本文を読む
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No251「悲しき天使」~刑事と犯人たちの人生が交錯~

松本清張原作、野村芳太郎監督、高峰秀子主演の「張込み」(1958年)を 大森一樹監督は、現代、しかも、男女の設定を逆にした。 張り込まれるのは、別府の温泉宿の主人(筒井道隆)。 張り込むのは、女刑事(高岡早紀)と中年刑事(岸部一徳)。 . . . 本文を読む
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NO250「次郎長三国志・第八部  海道一の暴れん坊」

♪ごぞんじ、森の石松は腕が強くて度胸がよくて、生まれついてのお人よし、 それを世間じゃ馬鹿という、馬鹿は死ななきゃなおらない・・♪ 次郎長の世界は、思い出すたび、元気がでる。 第八部は、シリーズ最終作で、森繁久彌演じる石松を主人公にみたてた番外編。 8作品を観た中で、私は第六部が一番好きだ。 きっぷのよい越路吹雪に惚れた。 でも、この第八部も、なかなか味わい深く、忘れがたい傑作。 はじめて女に惚れられ、夢見心地の石松の顔。 好いてくれる女がいる以上、死ねなくなったと考えていた石松が だまし討ちにあって、最期を迎えることになる。 なんで死ぬことになったのかわからぬまま、 ただ呆然と、死んでいく森繁久彌の表情、 女の名前である夕顔の花がしおれ・・・ この美しさ、悲しさは、私の中で永遠になった。 . . . 本文を読む
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No249「次郎長三国志・第六部 旅がらす次郎長一家」~忘れられない奴ら~

♪唄はちゃっきり節、男は次郎長♪ 次郎長の子分の一人にしてほしいくらい、 いや、映画を見ているときは、子分の一人になった気分。 とりわけこの第六部は、涙また涙の傑作。 森の石松の幼なじみ七五郎の女房、お園を演じる越路吹雪が絶品。 庭先の権現様にしゃべりかけるひとりごとに、惚れ惚れした。 約束した日に帰ってこない七五郎の身を案じて、 権現様にお参りした後、烏が鳴くのを聞いて 「ちぇっ、笑ってやがる。賢けりゃ、神頼みなんかしないやい」とぼやき 酒を一杯ぐいと飲んでは「ざまアみろ、また一杯減らしてやったぞ」といいつつ 亭主のことを気にしている。 . . . 本文を読む
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No248次郎長三国志 第一部『次郎長売出す』第二部『次郎長初旅』

マキノ雅弘監督の「次郎長三国志」シリーズが 高槻で一挙上映されている。 日本に1本しかフィルムが残っていない貴重なフィルムだ。 日本映画についての書物で、よく目にした噂の傑作を スクリーンで目にすることができ、感涙。 ご存知、清水の次郎長のお話。 次郎長といえば、浪花節。 子分の一人「張り子の虎」を演じる広沢虎造の 朗々たる声色に聞きほれた。 さて、次郎長とくれば、喧嘩、チャンバラと思いそう . . . 本文を読む
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映画検定2度目の挑戦

昨日、2度目の映画検定を受けに行ってきました。 今回は、2級を受けました。 問題集や公式テキストに載っていない事柄も多く、かなり難しく、 残念な結果となりそうです。 全60問中、7割が合格ラインなのですが 既に13問も間違いを発見してしまいました・・(涙) 問題を少しご紹介しますと・・ . . . 本文を読む
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