映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
音楽の散歩道142「かてぃんピアノを弾いてきました!」
長岡京市に、ピアニストの角野隼斗さんの
「かてぃんピアノ」がやってくるというので
行ってきました!
通称「かてぃん」こと角野さんが、
優しさ、懐かしさもあり、
一人で部屋でピアノを弾いているような
心の内にすっと入ってくるような
一味ちがう音色を出そうと、
ハンマーに布をはさんだり、
調律師さんと工夫をかさねたピアノです。
2024年のソロツアーコンサートでも使われ、
バッハの曲などが奏でられました。
この「かてぃんピアノ」が
「UPRIGHT PIANO PROJECT~Piano for myself~」と題して、
「誰かのための演奏でなく、
自分の心と向き合う演奏体験を」との趣旨のもと、
全国を回っています。
いつか関西に来たらいいなあと
思っていたところ、
長岡京市中央生涯学習センターに、
かてぃんピアノがくると知ったのは、
10日ほど前のこと。
疲れてぼんやりツイッターを流し見していたら
「ついに、かてぃんピアノで、
これまで練習してきた
「主よ、人の望みの喜びよ」を弾けます!」
という
かてぃんファンであろう方の喜びの投稿が目に入りました。
調べたら、予約枠と先着枠があるとのこと。
予約枠は、とうに締め切っていて、
先着枠なら、何時間前から並べるのか、
問い合わせようと電話したら
なんと平日昼なら、まだ空きが残っているとのこと。
超幸運に感謝。
8月3日金曜日、昼から休みをもらって、
スタジオでピアノを少し指慣らし練習してから、
駅のベンチでパンをのみこみ、
いざ長岡京へ。
順番を待って入った広いホールは薄暗く、
片隅に照明に照らされて、
ピアノが一台、置かれていました。
(この写真は長岡京市中央学習センターのツイッターより)
これがあこがれのかてぃんさんのピアノと思うと
いやがおうでも、心臓が高鳴ります。
スタッフさんが一人離れて立ち会っていたとはいえ、
ひとりで向き合えるなんて、幸せなこと。
動画を録りたくて、譜面台を使ったけれど、
心がはやって、録画も録音もしそこねたりで、
焦ってはあかんなあと、今更ですが、深く反省。
ドレミから順に音階を鳴らしてみて
音を確かめてから、
ずっと練習してきた
project-Pさんの「day by day」を弾きました。
ポロンポロンとくぐもった、あたたかい音が、
優しいメロディにぴったりで、
とても心地よく、
心を込めて弾けました。
続いて、バッハの「平均律1巻1番プレリュードハ長調」。
ちょうど1週間前の日曜、
私よりはるかにピアノが上手で、クラシック好きなラン友達に
宝ヶ池で、夕方、ランの練習前に
ウォーキングしながら、
かてぃんピアノを弾くと話したら、
しばし考えた末に、勧めてくれた曲です。
友達の選曲は、見事で、
かてぃんピアノにぴったり!!!
初心者でも弾きやすいシンプルな曲で、
内声的な音が重なり、和音になると、
より重厚な、美しい響きが生まれ、
その荘厳な響きを楽しみながら弾いていると、
どんどん内に入りこんでいく感じです。
純粋に楽しく心地よかったです。
16時からの先着枠も並んだら、また弾けますよと
スタッフの方に教えられ、
1階のカフェで休んでから、
30分前に、並びに行きました。
親子連れを含め、既に数人が待っていて、
もう一度、あの音に。。。
これまた、練習始めたばかりの
「主よ、人の望みの喜びよ」を弾きました。
いつか弾きたいと楽譜はずいぶん前に買ったものの、
難しすぎて、弾いてもいなかった曲です。
練習不足は歴然で、
あちこち間違えて、つっかえてばかりで
半分もいかずに、タイムアウト。
でも、少し弾いただけで、
美しい和音の響きを感じ、
大好きな曲の世界に浸ることができ、
楽しかったです。
ピアノ人生は、再開したばかりですが、
いきなり、すばらしい贈り物をもらった気持ちです。
これからも、こつこつ、練習を積み重ねて、
ピアノの音と丁寧に向き合っていきたいと思いました。
かてぃんさんに、スタッフさんに、
バッハの曲をすすめてくれた友人に、
仕事を休ませれてくれた同僚たちに、
すべてに感謝です。
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