日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

“負け組連合”で民意無視の法案可決?亀井静香は“底なしバカ”か?

2010-07-14 | ニュース雑感
引き続き政治ネタです。

今日は政治ネタを書くつもりはなかったのですが、夕方飛び込んできたとんでもないニュース。亀井静香の国民新党が社民党に統一会派結成を持ちかけて、“死に体”の郵政法案を参院否決後に衆院再可決で通そうと言う姑息な動きに出たというのです。現在参院与党はご存じの通り、今回の選挙で負けて過半数割れ。すなわち現野党との連携が得られない限りにおいて、与党が過半数を得ている衆院で法案を可決させても参院で否決され、衆院に差し戻しとなることは間違いないのです。衆院に差し戻しとなればどうなるかですが、再可決させるためには定数の3分の2以上の賛成が必要なのです。ところが、現時点で民主+国民新党では有効定数(欠員、議長除く)の3分の2にあたる318議席には7議席足りず、このままでは郵政法案も廃案は確実視されている訳なのです。

この事態に、気がついてみれば社民党の衆院議席数はちょうど7。ってことは社民党を仲間に引き入れれば衆院の3分の2の議席を確保できる訳で、仮に法案が参院で否決差し戻しとなっても衆院で再可決成立できるということに目をつけたということでしょう。与党と野党の統一会派っておよそ聞いたことがないです。このあまりにセコい発想に関して亀井氏の言い分は、「もともと連立与党として、一緒に法案を作ってきた仲であり、社民党に賛同してもらう事の何が悪い」という見識なのです。もはや政治家として失格どころか、永久身分停止並みのバカ野郎ですよね。政治家は誰の意見に従がって仕事をするのですか?まず民意ありきではないのですか?国民に選ばれた国民の代表として民意を受け正しく仕事をすることこそがその使命であるハズではないのでしょうか。

では今回、民意はどうなのですか?民主党幹事長であった小沢氏とつるんで、さんざっぱら、やりたい放題、言いたい放題で、世論の声にも耳を傾けずゴリ押し可決で衆院を通した郵政法案。その法案内容と党利追及ミエミエの強引なやり方には国民からNOを突き付けられたからこそ、国民新党は今回の参院選で改選議席3のすべてを失い1議席も獲得できなかった訳じゃないですか。それを今何を言っているのでしょうか、このオヤジは。社民党と一緒に郵政法案を作ったとかそういうことはどうでもよろしい。「あなたが強引に作って、強引に衆院を通した郵政法案は不可!」と国民にダメだしされた訳なのに、それをまだこの期に及んで姑息な数合わせをしてでも法案を成立させようと言う、今回のこの動き。“空気読めない”にもほどがあると言うモノです。

社民党も「重要な問題なので党内で議論する」と結論は先延ばししたようですが、これを即決排除しない社民党もやはりダメ政党であると再確認させられる思いです。マスメディアも事実を報道するだけでなく、もっとハッキリとこの民意無視のバカげたやり口を徹底非難すべきであると思います。民意とは何なのか、選挙結果はどう受けとけるべきなのか、「亀井静香と国民新党の一派は、もう一度1から勉強し直してこい」、声を大にして言いたい気分です。落ち目の社民党ですから、血迷って“負け組連合”で手を組まないとも限りません。そんなことをしたら本当に“落ち目の三度笠”でいよいよ消滅に向かうことになるのは確実でしょうが・・・。社民党までもがそんな民意を無視する誤った選択をしないよう、マスメディア各社は正しい見識をもって今回の国民新党の誤ちを強く非難することを切に望みます。

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