日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

判断ミス

2009-04-07 | その他あれこれ
参りました。

日曜日の昼過ぎにラグビーの全国大会開催中の熊谷スポーツ文化公園に、花見を兼ねてちょっと出てみようと車を出してビックリ。助手席側のドアから後部座席ドアにかけて白い波線が一本…。「おやっ?汚れか」と思ったのですが、見れば見るほど間違いなく金属の引っ掻きキズ。「やられた…」。ショックでその場に立ち尽くしました。

まだ納車から1か月に満たないマッサラの新車です。その黒いボディにくっきり白く横に長い波線ですから…。まずは唖然。呆然自失とはこのことです。次第にぶつけようのない怒りが込み上げてきました。クルマをマニアックに愛でる趣味はコレぽっちもない私ですが、さすがに買い替え直後のこの仕打ちは、はっきり言って落ち込みます。完璧に犯罪以外のなにものでもないですから、今こうしてブログを打っていても、犯人に対する怒りがフツフツと沸き上がって来ます。お陰で一昨日は、保険申請のための警察への届け出と現場検証に長時間奪われ、散々な日曜日になってしまいました。

個人契約のマンションの駐車場ではなく、スタッフ用に借りたショッピングモール建物の立体24時間パーキングに停めていての災難。後から思うとこれが失敗でした。マンションの駐車場は住民用ですから夜は満車状態。かつ屋外なので近隣から常に衆目監視状態にある訳です。一方、ショッピングモールの立体駐車場は、昼は満車状態ですが夜間はガラガラ。壁はないとはいえ人気(ひとけ)がなく外からほとんど見えない建物の内部ですから、どちらが夜間に危険なのかよく考えれば自明なのです。

私としたことが、これは屋内の方が車が汚れにくいなどと安直な論理展開でことを考えたための失敗です。新たな行動を起こす時の方法論の選択肢を検討する際に、それぞれの選択肢の特性が内包するリスクを慎重に検討すべきは、新規ビジネス・コンサルティングの際にも基本中の基本であるハズなのに、なんとも甘すぎる判断。コンサルタントを名乗る者として恥ずかしい限りで、怒りとともに自己嫌悪に陥ります。

そんな中、昨晩のコーチング・セッションでこの話題についてひとしきり話しました。あれこれ話した結果、結論が見えました。甘すぎる判断は反省しつつ、最悪なら自己の体や仕事上でクライアントに迷惑がかかるような失敗を、車が身代わりになって助けてくれた、注意喚起をしてくれた、そう結論づけることにしたのです。再発防止はぬかりなくやらないといけませんが、基本はポジティブ・シンキングが大切です。いつまでも悔やんでいても仕方ないですし、前向きが一番。犯人は絶対に許しませんけどね。

車は明日修理に持ち込み対処します。ポジティブでいこう!