今から3年前の6月上旬、畑沢の山中を散策していると、見慣れない植物が葉を伸ばそうとしていました。一見、オオウバユリのような勢いある若芽です。でも、よく見るとオオウバユリのような色ではありません。もしかしたらラン科のクモキリソウかジガバチソウかもしれません。このような言い方をすると、あたかもラン科の植物に詳しい知識がありそうですが、残念ながら知識はありません。ただ、今から約30年前の職場で野生欄に詳しい同僚がいました。その人からの受売りです。当然、その程度ですから似た植物が現れると区別はできません。もっと葉が葉や茎が伸長し、さらに花が咲けば区別ができるのかもしれません。しかし、それから2か月ほど経ってから撮影したと思われる場所を探したのですが、見つけることはできませんでした。周りの草も成長して藪になってしまったようです。次の年もまた次の年も見つけることはできませんでした。
畑沢での少年時代に、千鳥川の魚や第二次世界大戦での飛行機ばかりに夢中にならないで、少しでも他のことにも関心を持つことができていたならば、もっと心豊かに畑沢の風情を味わっていたでしょう。
ところでこの植物を判別できる方は、コメントで教えてください。