-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

畑沢も天気は上々

2017-10-27 19:47:49 | 近況報告

 台風21号が過ぎてから暫く経ち、天気も上々でしたので、畑沢へ行きたくなりました。朝の気温が低下して晴天の日は、背炙り峠からの展望に期待が持てます。雲海が広がる可能性があるのです。

 朝の気温が低下して濃い朝靄(もや)があったのですが、朝靄が低地だけでなく山の上まで広がっていました。これでは遠くの景色が見えません。しかたなく、いつもは振り向きもしない峠の直ぐ近くの山を撮影しました。まだまだ紅葉は早いようです。少しだけの色づきです。

 辛うじて顔を出している葉山にも、雪化粧がありません。

 遠くへ目が行かない分だけ近くの物が目に付きます。不法投棄に対する警告の看板がありました。峠は道路のすぐ下が急峻な崖なので、昔から崖の下に向かってゴミが捨てられてきました。しかも大量に捨てられますが、繁茂した雑草が覆い隠してしまいます。常習犯がいるようです。

 罰金や懲役で脅している看板の真下に、大量の清涼飲料水の空容器が捨てられていました。とんでもない奴です。昔と違い、今は市町村でこれらのゴミを回収してくれるのに、わざわざ峠まで持ってきて捨てるのですから、罰金や懲役では済ませたくありません。獄門、磔‥‥は、やりすぎですね。でも、私の気持ちだけは分かって下さい。

 畑沢の田んぼは総て稲刈りが終わっていました。下の写真の場所では、以前に縄文式の土器が出土しました。縄文時代にも秋の紅葉を眺めていたのでしょうか、特に私の御先祖様はのんびり屋ですから。

 上畑沢の延命地蔵堂の脇の石仏二体です。湯殿山と金華山です。湯殿山は山形県の鶴岡市に、金華山は宮城県の石巻市にあります。江戸時代はどちらも真言密教でした。ただし、湯殿山参りを先達する常盤近辺の山伏たちは天台密教です。複雑ですよね。二つの大きな宗教団体は「講」を組織するなどして、それぞれへの参拝を薦める熾烈な競争があったことでしょう。

 夕方、畑沢で作業を終えてから再び峠で日暮れを待ちました。今回は残念ながら夕焼けではありませんでした。山の端に太陽が沈む機会を狙ったのですが、西に厚い雲があり、雲に隠れる太陽しか撮れませんでした。雲の形が面白いかなとも思うのですが、どんなもんでしょう。いまいちですかね。

 物足りない私は、ここでもよそ見をしてしまいました。怖れおおくもお月さまです。14,800円のカメラを最大の望遠しての撮影です。ブレが心配でしたが、引き伸ばさない限りは何とか見られそうです。表面の痘痕(あばた)らしきものも見えて、一見、望遠ぽい雰囲気ではないでしょうか。峠で月を見るとは、我ながら乙なものです。



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