光産業技術動向ブログ OITT

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成田空港でミリ波帯を用いた次世代無線LAN「WiGig」の実証実験、120分の動画を10秒でダウンロード

2016年02月04日 | 新現象・新技術

 パナソニック株式会社は、次世代無線LAN「WiGig」を使用したWiGigスポットの実証実験を、2月18日から26日まで成田国際空港(千葉県成田市)で実施すると発表した。


 WiGigは、IEEE 802.11ad規格をベースとした60GHz帯を用いた無線LAN規格の1つ。通信距離は最大10m程度だが、最大7Gbpsの無線伝送が可能。実証実験では、空港内にWiGig対応のミリ波アクセスポイントを用いたホットスポットを設置し、「日本のおもてなし」に関する高精細映像のダウンロードが体験できる。アクセスポイントにはWiGig対応モジュールを3基搭載しており、複数ユーザーの同時接続時で1ユーザーあたり1Gbps以上の実行速度を実現するという。


 各無線モジュールは、約120度の送受信指向角範囲を持っており、3つのモジュールを組み合わせることで、アクセスポイントの周囲360度をカバーする。また、ビームフォーミング技術により、目的外方向の電波干渉を抑え、複数のユーザーが同時にデータを送受信する際の速度低下を回避するという。なお、映像の転送デモには、WiGigに対応したUSBドングルを接続した専用の4Kタブレット端末を使用する。


詳しい情報はこちら。
成田空港でミリ波帯を用いた次世代無線LAN「WiGig」の実証実験、120分の動画を10秒でダウンロード -INTERNET Watch


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