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夏場所の抱負(玉椿)

2022-04-29 10:00:00 | 力士にきく

ー きょうは玉椿関の誕生日ですね。お誕生日おめでとうございます。

(玉椿) 「ありがとう。また無駄に年齢を重ねてしまったよ」

ー おいくつになられたんですか?

(玉椿) 「46だよ。こんな年齢になるまで現役力士をつづけるとは思わなかったよ」

― やっぱり年齢を重ねると弱くなるもんですか?

(玉椿) 「そりゃ弱くなるよ。ぴくりとも反応してない日も増えたし、反応があった朝でも反応時間が短くなったね。油断してるとタイミングを逃しちまうよ」

ー ひどいですね。

(玉椿) 「ひどいね」

 

― で、いつまで現役をつづけるつもりなんですか?

(玉椿) 「わしが相撲を見始めたころ……朝潮とか琴風とかの時代なら、大関陥落の時点で引退ってムードだったんだが、平成にはいって小錦とか霧島あたりから平幕に落ちても現役をつづけるようになったろ」

― ええ。

(玉椿) 「平成も後半になると、把瑠都とか琴奨菊とか雅山とか、十両に落ちても引退しないのが増えてきて、さいきんでは朝乃山とか照ノ富士とか幕下以下でも平気で相撲をとってやがる」

― はあ。

(玉椿) 「わしとしては大相撲の空気に合わせようと思ってるんだが、なんか十両でもとらなくちゃいかんような雰囲気あるよな」

― そうですね。

(玉椿) 「といってもさ、まらずもうって競技の性質上さ、大関を維持できなくなったら幕下までは一直線のような気もするんだよね」

― まあ、番付が下がっても相手が弱くなるってことがないですからね。

(玉椿) 「まあ、いつまで続けるかを決めてるわけじゃないが、なんとなくそんな感じだよ」

 

― では、今場所の目標をお聞かせください。

(玉椿) 「大関の地位をできるだけ長く維持するってのが目標だからさ、今場所は勝ち越しがノルマだね」

― 七月場所は苦手で、負け越し濃厚ですもんね。五月と九月はなんとしても勝ち越す必要がある、と。

(玉椿) 「そういうことだ」

 

― さいごに全員に同じ質問をしてるんですが、おすすめの本とか映画とかがあったらお聞かせください。

(玉椿) 「さいきん本を読む体力もなくなってきて、読書量も減ってるんだねえ。

・宇能鴻一郎『姫君を喰う話―宇能鴻一郎傑作短編集』(新潮文庫)

・谷崎潤一郎『台所太平記』(文春文庫)

あたりがよかったね」

― なんでリンク貼らないんですか?

(玉椿) 「アフェリエイトだと勘違いされるのも癪だからね」

 

― いずれにせよ、46歳おめでとうございます。夏場所もがんばってください。

(玉椿) 「おう、老体に鞭打ってがんばるよ」

コメント
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