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令和二年のまらずもうを振り返る

2020-12-30 10:00:00 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

ー いよいよ年の瀬、きょうは玉椿理事に今年のまらずもうを振り返っていただきましょう。

(玉椿) 「もう12月30日かよ。ぜんぜん年越し気分にならねえな」

― ことしはコロナに振り回された一年でしたが、まらずもう界もコロナの影響は大きかったんですか?

(玉椿) 「うーん? どうなんだろうねえ。あんまり影響がないような気もするけど。あ、蒼狼と音信不通になったのはコロナの影響なのかねえ? いまだに連絡がないんだよね」

 

【初場所】

― 初場所はどんな場所でしたか? 中国でコロナウイルスってのが流行してるよ、ってのが噂にはなっていましたが、日本国内ではまだそこまで深刻な危機感はなかった時期です。

(玉椿) 「日本はまだ平和で、毛呂乃がふつうに全勝優勝した場所か。あいつは結果報告さえ忘れないでいてくれれば全勝優勝は余裕なんだよな」

― 内容的には?

(玉椿) 「んー、あんまり射精しないで勝ってた印象だね。射精フィニッシュって半分くらいだったよ。無駄撃ちしないで体力を温存できたのがよかったのかね。ただ、射精のかわりにスカ系の勝ちが2回ほどあったね。身体から放出できるものであれば、うんこもザーメンも区別していないのかもしれないね」

ー 毛呂乃関以外の力士はどうでしょう?

(玉椿) 「寒いせいか本調子じゃない力士が多かったね。金精山は仕事が忙しくて相撲ぶりが淡白だったし、明烏は腰痛に苦しんでたみたいだし、蒼狼はたまにしか報告をくれんし」

― 玉椿関は11勝4敗と悪くない成績でした。

(玉椿) 「悪くないってか中途半端だよね」

 

【春場所】

― 春場所はコロナの第1波の真っ最中。各地で外出自粛要請がでていました。

(玉椿) 「お花見とかできなかったし、大相撲も無観客なんだっけ。いよいよコロナ騒ぎが本格化した場所だね」

― 優勝者なし、という結果におわりました。

(玉椿) 「まあ毛呂乃と金精山が12勝3敗だったから、惜しいっちゃ惜しいんだよね。毛呂乃は外出し&露出を自粛しててやりにくそうにしてたから、それでいつものペースになれなかったかもね」

― 金精山関のほうは?

(玉椿) 「金精山は必死で毛呂乃に食らいついていったけど、あと一歩及ばなかった感じかなあ。ほぼ負けていた相撲をかなり粘って勝ちにしてるような相撲が多かったから、よほど勝ちたかったんだろうね」

 

【オープン戦】

― 春場所のあと、4月8日から5月6日まで緊急事態宣言が発令され、1ヶ月にわたってオープン戦が行われました。

(玉椿) 「緊急事態宣言で遊びにもいけないし、そもそも外に出かけるのも難しかった。まらずもうでもやってないと発狂しちまうよ。あと、夏場所の初日が5月24日に延期されて、だいぶ期間があいちゃうんだよね。ブログの記事をなにか埋めなくちゃって判断もあったね」

― やってみてどうでした?

(玉椿) 「あんときは結果報告の文章をそのまま転載するってルールにしてたから、わしは自分のぶんだけ書けばよかったんだよね。他人の記事を書くのと違って気楽でたのしかったよ。あの1ヶ月間の記事は自分でもお気に入りだ」

 

【夏場所】

― オープン戦の勢いのまま夏場所に突入しました。

(玉椿) 「大相撲は延期を発表したあとに結局中止にしたんだっけ? 中途半端なことをしやがって」

― ギリギリまで情勢をはかっていたんでしょうけどね。夏場所は金精山関の全勝優勝でした。

(玉椿) 「内容的には地味な相撲が多かったけど、ギリギリのところで負けなかったね。金精山は春場所くらいから派手な勝ちっぷりだけど勝率が安定しない豪快な戦い方を捨てて、苦しい相撲をテクニックを駆使してうまく拾っていくっていう方向にスタイルを変えていった印象でさ。それが結果に結びついたね」

― いっぽう毛呂乃関は終盤3連敗。12勝3敗に終わりました。

(玉椿)「暑さで液状化したんだっけ? もう毛呂乃にはやりたいようにやってもらうしかないよ」

 

【名古屋場所】

― 七月場所は1週間ほど遅れての開催になりました。

(玉椿) 「五月に遅れたぶん、七月と九月はオフの期間が短くなって、休んだ気がしなかったんだよね。あれ、地味につらいんだ」

― 金精山関は綱とりの期待がかかっていましたが、四日目から途中休場。

(玉椿) 「初日の相撲内容がよかったんで、今場所は気合が違う。ひさびさに豪快な金精山が見れるって期待してたんだけど、やっぱり本調子じゃなかったんだろうね。二日目からは内容が地味になってしまってそのまま休場。綱取りは振り出しにもどったね」

― 玉椿関は負け越し。

(玉椿) 「七月は夜勤やってるから毎年勝てないよ」

― 上位陣がふがいない中、毛呂乃関がひとりで土俵を支えました。全勝優勝です。

(玉椿) 「さすが理事長だね。まらを地面に叩きつけて地震を起こす相撲が好きだったよ」

 

【秋場所】

― で、オフの休みが少ないまま九月場所へ。

(玉椿) 「日本中がもうコロナなんて収束したと思ってたよね。みんな酒をのみに行ったり旅行したり派手に遊びまわってたよ。gotoトラベルとかもはじまったんだっけ? 政府が遊べ遊べ、金を使えって後押しするんだから、そりゃみんなで遊びまわるよな」

― そんな九月場所は、なんと玉椿関が優勝しました。

(玉椿) 「あの時期は腰を痛めてほとんど横になっていたんだ。寝てばかりで体力を使わないから、エネルギーがまらに集中したのかもしれんね」

― お気に入りの相撲などはありましたか?

(玉椿) 「あの時期は腰を休めることしか考えてなくて、まらずもうのための工夫って一切やらなかったからねえ。会心のすもうはこれだ、って一番はないね。毎日自然体で土俵にあがっていたら、よくわからんうちに結果がついてきたってだけで」

― 金精山関は14勝1敗と優勝まであと一歩でした。

(玉椿) 「金精山は苦しい相撲でも確実に拾って白星に結びつけてくるようになったからね。優勝争いの相手としては気分屋でムラっけのある毛呂乃よりも、安定感のある金精山のほうが手ごわい印象だね」

 

【九州場所】

― 九州場所は金精山関が14勝1敗で先場所の雪辱を果たしました。

(玉椿) 「千秋楽の相撲を見てもらえば典型的だと思うんだが、悪くなっても簡単に崩れないからね。安定感が抜群だよ」

― たしかに強かったですね。

(玉椿) 「はたで見ていて負けそうな感じがしなかったからね」

― いっぽう、毛呂乃関は二場所連続で優勝を逃してしまいました。

(玉椿) 「まらの調子はよかったと思うんだけど、最愛のダッチ・ダニー浜田さんが壊れてしまったからね。悲しくてまらずもうに集中できなかったのかもしれない。かれ、けっこうメンタルに勝敗が左右されるタイプだから」

 

【さいごに】

― 一年を振り返ってみてどうでしょう?

(玉椿) 「金精山の強さが目立った一年だったね。派手さはないけどしっかり勝ちを拾ってくる。この戦いかたを継続できれば今後も優勝回数がどんどんふえるような気がするね」

コメント
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