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まらずもうこの一年

2010-12-31 11:28:50 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

平成22年も今日で終わり、大晦日のこの日に、今年一年のまらずもうを振り返ってみたい。

平成217月に発足した現代まらずもうは、今年初めて年6場所すべての興行を行うことができた。1年前、平成21年九州場所時点での所属力士は十両ほしの山(現・玉椿:たまつばき)、序ノ口池男王子(いけめんおうじ)のわずか2名。それが先ごろ発表された、来たる初場所の番付では力士数22名、幕内から序ノ口まで力士がそろい、しかも横綱・大関・関脇と役力士もそろう充実ぶり。これもひとえにファンの皆様の生温かい声援と、実際にこの競技に飛び込んでくれた勇気ある力士たちの努力のタマもの。この場をお借りして皆々様に感謝申し上げます。

 

【初場所】

 

初場所には幕内付出・雲虎(うんこ)、幕下付出・玉太田(たまおおた)、序ノ口・摩羅の川(まらのかわ)、汚痔の山(おぢのやま)の4名が入門。雲虎はのちの横綱、摩羅の川は所要5場所の最速入幕を果たし、汚痔の山は23連勝の大記録を打ち立てることになる。現在のまらずもうの屋台骨を支える力士のそろった、記念すべき場所。協会も人数増加を受けて本格的に番付・星取表の作成・配布を開始。役者の面でも、興行形式の面でも、まらずもうはこの場所にようやくその形が整ったといえよう。場所そのものも、雲虎がいきなりの幕内優勝で敢闘賞受賞、摩羅の川も序ノ口優勝を成し遂げ、まらずもう発足以来はじめて、優勝者や三賞受賞者が出た。以降1年間、各場所で受賞力士が誕生、現在の活況につながっている。

 

【春場所】

 

春場所の新弟子は幕内付出・大松嶽(おおまつたけ)、勢稀の里(せきのさと)、明烏(あけがらす)、幕下付出で朝乃立(あさのだて)、月乃猫(つきのねこ)の総勢5名。前場所幕内優勝の雲虎がまらずもう史上初の三役昇進。大松嶽は初の海外公演となるアメリカ公演を実現、勝ち越しはならなかったが、この後のまらずもう国際化への道を切り開いた。

 

【夏場所】

 

穏やかに、確実に成長を続けていたまらずもうは、夏場所を転機に波乱の時代に突入する。雲虎最大のライバル、毛呂乃(けろの)がついに参戦するのだ。アホリ部屋を興し、幕下付出となった飛埒王(ふぇらちおう)を引き連れてまらずもう界に乗り込んできた毛呂乃は、四尺という規格外のまらを生かしてコークスクリュー勃起を披露、関係者の度肝を抜いた。雲虎自身、この場所は大関とりがかかっていたのだが、毛呂乃参戦の脅威に自分の相撲を見失い、大関を逃してしまう。またこの場所、最古参のほしの山が念願の三役昇進、「玉椿」を襲名、また前年の初土俵から負け越しを続けていた池男王子も初めての勝ち越し。以後玉椿は大関の座を射止め、池男王子は負け越すことなく好成績を連発。前年からまらずもうを支えてきた2人にとっても、転機となる場所であった。

 

【名古屋場所】

 

場所前の大相撲野球賭博問題でまらずもう協会も大混乱。番付発表を遅らせるなどの事態に陥った。NHKは視聴者の声を受けて大相撲の生中継を中止したが、健全経営のまらずもうブログには放送中止を求める声は皆無。協会一丸となってこの難局をチャンスととらえ、いつも通り本場所の模様を当ブログ上で更新し続けたところ、「名古屋場所」「幕下以下 結果」などにヒットするのか、ブログのアクセス数が飛躍的に向上。新弟子の方も、大相撲ではわずか1名にとどまったのに対し、幕内付出に関ヶ根(せきがね)、幕下付出に下呂泉(げろいずみ)と倍の2名が入門。朝乃立が幕下付出デビューからはじめて十両に昇進し中国公演を敢行、雲虎はこの場所の好成績で、場所後に大関に昇進と実り多き場所。いろいろな面で、「まらずもうがはじめて大相撲に勝った場所」として記憶にとどめてよい場所だろう。

 

【秋場所】

 

新弟子は1名、序ノ口から両玉国(りょうたまごく)がデビュー。幕下では汚痔の山が23連勝の大記録を達成。雲虎は新大関として場所に臨み初日から14連勝。それでもこの場所は毛呂乃に始まり毛呂乃に終わったとしか言いようのない場所だった。毎日違う決まり手でありとあらゆる勃起を見せつけた毛呂乃は、千秋楽にパルプンテ勃起を繰り出し、一挙6名のまらを葬り去る。初日から14連勝で来ていた雲虎とて例外ではなく、千秋楽、雲虎のまらは完全に縮みあがり機能不全。これで毛呂乃・雲虎が14勝同士で並んでしまったが、雲虎のまらは縮みあがったまま、決定戦を行うまでもなくどちらが勝つかは明らか。デビュー以来常に、まらずもう力士最高成績を収めてきた雲虎が、第一人者の座を明け渡した瞬間だった。

 

【九州場所】

 

前場所毛呂乃が放ったパルプンテ勃起の影響はすさまじく、各力士のまらは調子が上がらないまま本場所に突入。関ヶ根に至っては引退に追い込まれるほどであった。そんな中でもリベンジに燃える雲虎は堅実な取り口で白星を重ね14連勝。対する毛呂乃も引き分けを挟んだもののやはり土付かずで千秋楽の土俵へ。迎えた千秋楽、一人アナルファック勃起の大技に挑んだ毛呂乃だったが、肛門にねじ込んだまま硬く膨張したまらは真ん中から折れてしまう。毛呂乃はメガザル勃起を唱え、まらを復活させる代わりに命を落とすという壮絶な幕切れ。対する雲虎は千秋楽も安定した相撲で全勝優勝、毛呂乃へのリベンジを果たすとともに史上初の15戦全勝、横綱昇進を決定づけた。この他にも玉椿が穴守稲荷での野外公演(=野宿)を敢行するなど意欲を見せ12勝、奇跡の大関昇進。大相撲を含めても史上最速、序ノ口から5場所で十両昇進した摩羅の川が十両優勝。まらずもうの国際化にも拍車がかかり、メイン会場の日本のほか、新入幕朝乃立が中国公演、毛呂乃が初日フィリピン公演と、史上初の世界3カ国同時開催となった。また、初の外国出身、ロシアから今濡(いまぬれる)が入門、史上初の皆勤全敗を達成した。新弟子は他に2名、家満(やまん)と陸奥里(むつのさと)、ともに序ノ口で好成績を収めたが、とくに家満は圧倒的な強さで全勝優勝、まだ1場所しか在籍していないとはいえ、唯一の勝率10割力士だ。

 

年明けの初場所ははやくも9日初日、新横綱・雲虎、新大関・玉椿と豪華な番付となる。1223日に行われた稽古総見では、死んだはずの毛呂乃の姿も見られた。「毛呂乃本体は、まらの乗り物に過ぎない」「まらの生命力さえあれば、毛呂乃本体などすぐに修復できる」という噂はどうやら本当だったようだ。また、新弟子も蒼狼駿(そうろう・はやお)、萬海又五郎(まんかい・またごろう)、栗ノ花薫(くりのはな・かおる)、佇海不二男(たたずうみ・ふにゃお)の4名が新たに参戦。

 

今年一年間、ファンの皆様、ならびに参加いただいた力士の皆様には大変お世話になりました。また、池男王子がお世話になった「家庭教師青春冒険おっぱい」の主演「素人・舞」さんや、月乃猫がお世話になったネット動画サンプル出演の皆様など、お世話になった方々を挙げたらきりがありません。この1年間のご愛顧に感謝しつつ、来年もなにとぞまらずもうをよろしくお願い申し上げます。

来年もまた、神意にかなった朝が迎えられますよう、心より祈念申し上げます。

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