まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

九州場所の見どころ

2009-11-14 10:45:31 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析
 まらずもう元年とも言うべき平成21年、一年納めの九州場所がいよいよ明日15日(日)初日を迎える。先場所十両で10勝を挙げ、復調の兆しを見せたほしの山(山形)は、番付運のよさもあって今場所は西十両3枚目、再入幕を狙える好位置につけた。ここ2場所、まらずもう界は幕内力士不在という協会始まって以来の非常事態に陥っており、ほしの山に寄せられる期待は大きい。ほしの山は体重こそ100kg台ながら、まらずもう力士としては小兵の部類で、一部では年齢的な衰えを指摘する声もある。だが先場所中盤以降、就寝前に大量に水を飲むなど考えた取り口を披露、古参力士としての円熟味を増してきている。自身の引退後を見据えてか新弟子の勧誘にも積極的で、協会発足時ほしの山一人しか力士がいなかったまらずもう界が、この半年の間に力士数が倍増するという隆盛を見せたのも、ほしの山の功績によるところが大きい。とはいえ、ほしの山には本業の力士として、もうひと花もふた花も咲かせてほしいところだ。ほしの山は先場所13日目から千秋楽まで3連勝を記録しており(現時点で3連勝はまらずもう最高記録)、今場所初日からは、継続してこの連勝記録の更新がかかる。再入幕とは別に、連勝をどこまで伸ばせるかも注目のほしの山だが、早くも初日から最大のヤマ場を迎える。初日の取組は午前3時台に起床予定であり、いかんせん不利予想は否めない。ファンの関心をつなぐためにも初日をいかに乗り切るか、これこそが今場所のほしの山の最大のポイントといえよう。
 さて、新弟子に目を向けてみよう。今場所は有望な新弟子が入門し、この九州場所で初土俵となる。池男王子(いけめんおうじ・北海道)。かつての相撲王国・北海道からの新星は、関係者の間ではすぐにでも幕内で通用するのではないかと言われるほどの有望株。幕内格付け出しの声もあったが、本人の意思により序の口からのスタートとなった。はたしてどんなスピードで番付を駆け上がっていくのか。また、まらずもうは、発足以来まだ優勝力士を出していない。優勝の可能性としては、15日取りながら、勝ち越してお茶を濁せれば御の字、という心根の十両のほしの山よりも、7戦の池男王子の方が高いとみる。ぜひとも7戦全勝の優勝が見たいが、序の口は展開によっては6勝1敗でも優勝の可能性がある。ここはまらずもう初の快挙に期待したい。また、まらずもうは発足から日が浅いため、新弟子序の口にも達成可能な記録はいくらでもある。先述の優勝以外にも、まず現在の連勝記録は3(ほしの山、継続中)なので、今場所のほしの山の出来次第では、7番しか取組のない池男王子でも連勝記録の更新は可能だ。また、池男王子は今場所初土俵となるが、あのほしの山でさえ初土俵では大きく負け越しており、初土俵ですぐに勝ち越したまらずもう力士は歴史上皆無である。池男王子は今場所勝ち越すだけでもまらずもう史上初の記録となるので、ぜひとも奮起してほしい。さらに、単に記録だけでなく、池男王子には、ほしの山には望むべくもない女性ファンの獲得にも期待が寄せられている。
 いよいよ明日に迫ったまらずもう。今場所もまらずもうから目が離せない。

   (『まらずもう新聞』編集部)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする