ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

体罰の是非

2006-03-07 12:44:46 | 社会・政治・一般
最近の小学校、中学校の先生は大変だと思います。体罰の禁止はさておき、怒鳴ったり脅したりする行為すら禁じられているとか。おかしなことになったものです。

私は暴力を目的とした体罰には賛成できませんし、体罰自体を良いことだとも考えていません。しかし、必要悪であろうと容認せざる得ません。なぜかといえば、悪いことをすれば罰せられるという教訓は必要だと考えているからです。

話せば分かると言う人は少なくありませんが、現実がそうでないことを無視した能天気な空想に過ぎません。なにしろ、私自身が所謂ワル餓鬼だったので、諭されようと、怒鳴られようと、口先だけの先生の言うことなんて聞きやしませんでした。

そりゃ「話せば分かる」こともあるでしょう。でも実際は、分かりたくない、分かっても繰り返すが現実でしょう。断言しますが、痛い思いをしなければ分からない事って、たしかにあるものです。

転校を繰り返したことと、育ちが悪かったせいか、私は中学以前、小学校の時から補導を繰り返し受けてきました。警察どころかMP、交通機動隊のお世話にもなっています。親族が教育関係者にいたおかげで施設に送られることは避けられましたが、札付きの悪ガキだったのは事実です。

ずいぶんと先生方には怒られましたが、私が本気で悔悛を覚えたのは、身体を張って怒る先生に叱られた時だけでした。ただし自分の行為を悪いと思ったわけでなく、ひっぱたかれ、ぶん殴られた痛みで反省しただけです。つまり、言っても分からない馬鹿な悪ガキには、体罰で分からせるのも有効な手段だということです。

ただね、最近の糞真面目な先生方に、うまく体罰できるかな?私は先生どもにずいぶんブン殴られましたが、一度も大怪我したことありません。あの頃の先生は、おそらく自分たちもしごかれ、殴られした経験があったから、子供を怪我させない程度に体罰をする技量があったと思います。こればっかりは机上の知識じゃ、分かる訳ない。このことを考えると、やはり体罰は難しいかもしれません。
コメント (3)
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