昨日(8/27)のヤクルト対横浜戦は、7本の本塁打を放ったヤクルトが16-4で大勝した。先発の小川がまた先制され、また追いかける展開かと先が思いやられていたら、キブレハンが来日初ホーマーですぐ同点。さらに内山のタイムリーで勝ち越し。あとは「火ヤク庫」が久々に大爆発して、横浜の勝ちパ以外リリーフ陣を粉砕した。
僕はその爆発の中でも、キブレハンの3発を見たかったのだが、TBSのS1でもフジのS-Parkでも、流れたのは村上君の48号本塁打含む5打数5安打だけ。まるで村上君の活躍で勝った試合のように報じていた。
彼も4打点を挙げてるので、もちろん勝利に貢献はしている。だが、昨日の試合で最大の貢献をしたのは3ホーマーのキブレハンだ。一球速報の「みんなのMVP投票」でもキブレハンだし、現地のヒーローインタビューだってキブレハンだった。それがなんで村上君オンリーの試合になるのか。
なんか前も山田哲人の件でこういう記事を書いた記憶があるが、最近のテレビの報道は事実と違う。視聴者を舐めている。分からないとでも思っているのだろうか。知ってるのは取材している自分達だけだとでも思っているのだろうか。
今は一般人が皆スマホを持っていて、世界中から情報を入手できる。数千万人の野球ファンが総出で集めた玉石混交の情報のほうが、数百人のプロのテレビスタッフ達が得た情報より多いし、正しいという時代だ。テレビマスコミが、選手のTwitterとインスタを全部巡回できてんのか、プロ野球OBの YouTube全部見れてんのかという話だ。現地観戦している数万人のTwitterやインスタをチェックてきてんのか? 我々はできてるぞ。数千万人で手分けして集めてまとめてるんだから。
テレビマスコミは、村上君の活躍にしておけば視聴者に受ける、視聴率が上がると思ってるんだろう。国民は毎日大谷を見たがっていると思っているんだろう。だが、それはもう滑稽な勘違いだ。今は試合のダイジェストだって各チームが配信してるし、プロの解説者、OBが忖度なしで主観混じりのを解説してくれる。
大谷を毎日見たいのは、ネットリテラシーの低い高齢者だけだ。彼らの世代が社会から退場した後、テレビのスポーツニュースは存在意義を失って消滅するだろう。
テレビは中継だけやってくれればいい。それすらも、DAZNとかに取って代わられそうだが。