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森羅万象 ~ 歩く印象派

40歳時点で喫煙…余命は4年短く 30万人調査で判明

2008年06月01日 21時19分08秒 | 私の目の前での喫煙はお断り
2008年06月01日18時49分朝日COM

 40歳の時に、たばこを吸っている人の平均的な余命は、吸わない人と比べて男女とも4年近く短いことが、約30万人を対象にした厚生労働省研究班の調査でわかった。結果をまとめた京都府立医科大の小笹(おざさ)晃太郎・准教授(疫学)は「余命への影響は、実際にはもっと大きいかもしれない。さらに禁煙対策を進めていくべきだ」と指摘する。


 
 喫煙者の平均余命については、昨年、40歳時点で男性は3.5年、女性は2.2年短いという別の研究班の調査が公表されたが、対象は約1万人だった。今回は国内で進められている四つの疫学調査データを使い、90年代に40~79歳の男女約29万7千人に喫煙習慣などをたずね、約10年間追跡した。約2万6千人が亡くなっていた。喫煙率は男性54%、女性8%だった。

 データから年代ごとの余命を計算すると、40歳の男性でたばこを吸う人の余命は38.5年で、吸わない人の42.4年より3.9年短かった。40歳の女性では、喫煙者が42.5年で、吸わない人の46.1年より3.6年短かった。

 早めに禁煙すれば、影響は少なくてすむことも確認された。喫煙者の多かった男性で比較すると、40歳の喫煙者の余命は、40代でやめる場合は42.2年、50代でやめる場合は40.1年だった。

 たばこの本数と余命との関係では、1日に1~14本吸う40歳男性は38.3年、15~24本では38.7年、25本以上では37.9年で、あまり変わらなかった。

 こうした調査は一般に、追跡期間が長いほど、吸う人と吸わない人の差が広がるといわれ、英国で50年間追跡した研究では両者の差が10年ほど開いた。また、吸わないという人も、実際には他人の煙にさらされる受動喫煙による健康被害で、本来よりも余命が短くなり、差が小さく見えている可能性もあるという。(田村建二)


「吸わないという人も、実際には他人の煙にさらされる受動喫煙による健康被害で、本来よりも余命が短くな」るというのは当然あり得ることだ。それなのに喫煙者の吐き出す煙を吸いたくない人の前で平然と吸いまくれる一部の人びとの神経が理解できない。
本人の寿命が縮むのは当人の勝手だが、周りの人たちを巻き込むのだけは御勘弁願いたい。他者の健康に気遣いがない(他者の寿命を短くしてまで己の欲望を満たすためにタバコを吸う)人間を不信に思うのは仕方のないことである。残念ながら。


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