金総書記、訪中時に戦闘爆撃機要請か 胡主席は拒否

2011.5.9 14:11

　９日付の韓国紙、中央日報は、北朝鮮の金正日総書記が昨年５月に中国を訪問し胡錦濤国家主席と会談した際、戦闘爆撃機「飛豹」３０機や戦車を含む最新兵器の提供を求めたが、拒否されていたと報じた。消息筋の話として伝えた。

　同機はレーダー妨害装置など電子戦の装備や、対艦ミサイルも備えているとされる。

　 同紙によると、金総書記は最新兵器の提供を求める理由について、米韓両国が昨年３月の韓国海軍哨戒艦沈没の責任を取らせるとして北朝鮮を攻撃する可能性が あるためだと胡主席に説明。北朝鮮が消滅すれば「国境を接する中国も被害を受ける」と述べ、中国の国益にもなると強調したという。（共同）