2011年5月9日 14時56分 東京新聞
日本原子力発電は9日、冷却水の放射性物質濃度が上昇したため手動停止した敦賀原発2号機で、排気筒から微量の放射性物質を含むガスが外部に漏れるトラブルがあったと発表した。
(共同)
<敦賀原発>放射性ガス7時間漏れる 通常濃度の1・2倍
2011年5月9日 20時36分
日本原子力発電(原電)は9日、敦賀原発2号機(福井県敦賀市、加圧水型、116万キロワット)で、通常値の約1・2倍の濃度の放射性ガスが約7時間にわたり原子炉補助建屋の排気筒から大気中に漏れた、と発表した。
2号機は1次冷却水の放射性物質濃度が上昇するトラブルで7日に手動停止した。原電によると、8日朝から、原子炉内にたまった放射性ガス・キセノンなどを 同建屋内のタンクに移す作業をしていたが、午後1時ごろから、排気筒付近の放射性ガスの濃度が上昇。タンク付近の弁を閉め、午後8時ごろ通常値に戻ったと いう。放射性ガスがどの部分から建屋内に漏れたかは不明。約7時間で放出された放射線量は約41億ベクレルと、原電の年間規定値の約40万分の1で、「周 辺環境への影響はない」としている。
原電は当初9月に予定していた定期検査の前に運転を止め、原子炉内の放射性物質の濃度を約1カ月かけて低減させた後、燃料を使用済み燃料プールに移して燃料棒の状態を調べる計画だった。今回のトラブルの原因調査で日程が遅れる可能性がある。【柳楽未来】
2号機は1次冷却水の放射性物質濃度が上昇するトラブルで7日に手動停止した。原電によると、8日朝から、原子炉内にたまった放射性ガス・キセノンなどを 同建屋内のタンクに移す作業をしていたが、午後1時ごろから、排気筒付近の放射性ガスの濃度が上昇。タンク付近の弁を閉め、午後8時ごろ通常値に戻ったと いう。放射性ガスがどの部分から建屋内に漏れたかは不明。約7時間で放出された放射線量は約41億ベクレルと、原電の年間規定値の約40万分の1で、「周 辺環境への影響はない」としている。
原電は当初9月に予定していた定期検査の前に運転を止め、原子炉内の放射性物質の濃度を約1カ月かけて低減させた後、燃料を使用済み燃料プールに移して燃料棒の状態を調べる計画だった。今回のトラブルの原因調査で日程が遅れる可能性がある。【柳楽未来】
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