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森羅万象 ~ 歩く印象派

元クレージー・キャッツ、「ガチョーン」の谷啓さん急死 自宅階段で転倒

2010年09月11日 17時31分31秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
釣りバカ日誌の西田敏行さんと谷さん(右)

産経新聞 9月11日(土)16時14分配信

 元クレージー・キャッツのメンバーで映画やテレビで活躍、「ガチョ~ン」などのギャグで知られ、トロンボーンの名手でもあったコメディアンの谷啓(たに・けい)さん=本名・渡部泰雄(わたべ・やすお)=が11日午前5時7分、脳挫傷のため東京都三鷹市の杏林大学医学部付属病院で死去した。78歳だった。


 警視庁三鷹署によると、谷さんは10日午後5時50分ごろ、東京都三鷹市大沢の自宅階段で1階から2階に上がる際につまづいて転倒し、階段に顔面を強打した。「バタン」という音に気づいた家族が階段で倒れている谷さんを発見して119番通報し、谷さんは病院に搬送されたが11日午前5時5分ごろ、死亡が確認された。

 旧制逗子開成中学時代にトロンボーンを始め、終戦後、高校生で進駐軍のバンドに参加。中央大学在学中、シャープス&フラッツの一員となり、大学は中退した。フランキー堺のシティ・スリッカーズなどを経て昭和31年、ギャグ入り演奏が売り物のクレージー・キャッツに加入。芸名は米国の喜劇役者ダニー・ケイに由来する。クレージーはフジテレビ系「おとなの漫画」に続き、36年に始まった日本テレビ系「シャボン玉ホリデー」などにレギュラー出演。目をパチパチさせ、小柄でとぼけた丸顔の谷は、ワンテンポ遅れるトボけた芸風が持ち味で、ハナ肇、植木等に続いてお茶の間の人気者に。開いた右手を手前に引いて「ガチョ~ン」のかけ声とともに右手を閉じるギャグをはじめ、「ビロ~ン」「谷だァ!」などの奇妙な流行語を生み出した。

 39年、「図々しい奴」で映画初主演。「釣りバカ日誌」シリーズの佐々木課長役などでも人気を集めた。舞台やCMでも活躍した。


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