映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

ハウス・オブ・カード 野望の階段   HOUSE OF CARDS

2014-08-09 | TVドラマ
レンタルショップで見つけた新作ドラマです。
「セブン」「ファイト・クラブ」「ソーシャル・ネットワーク」のデビッド・フィンチャー製作総指揮、
スーパー・チューズディ 正義を売った男」の脚本家ボー・ウィリモン脚本、
ケヴィン・スペイシー主演の政治ドラマときたら・・・即、レンタル決定です。
元々は1990年英国BBCで放映されたサッチャー後の英国保守党を描いた同名のTVドラマが
元になっているようです。英国版も見てみたいです。

本作はTVドラマではなく、会員向けネット配信のみのドラマだそうです。
今後はこういうネット配信ドラマって増えてくるのでしょうね。

本作では主役であるスペイシーが所々で観客に直接語りかけるという手法を採っていて、
なかなか効果的です。


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          ハ ウ ス ・ オ ブ ・ カ ー ド 野望の階段
                      HOUSE OF CARDS

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ワシントンDCリンカーン記念館の像を模したポスターのケヴィン・スペイシーの両手にご注目。
血塗られているのです。
スペイシー演じるベテラン下院議員フランシス・アンダーウッド。
自らが押す大統領候補ウォーカーに国務長官のポストを約束されていたのに…
反故にされたところから物語は幕を開ける。

表面上は冷静を装いつつ、内心はリベンジに燃え、ホワイトハウスのポストを狙って、
慎重に、強かに、着々と陰謀を巡らしてゆく。
フランシスの権力への欲求は止まるところを知らず。
政界の裏も表も知り尽くし、ありとあらゆる手を使い、飴と鞭で周りの人間を駒の如く翻弄し、
利用価値がなくなれは容赦なく切り捨てる。
金と権力の亡者たち。
高潔な政治信条や大勢の人の雇用なんて…「そんなの関係な~い(もう古い?)」っとばかりに
握り潰す。
いやぁ~、怖いわぁ!
でも、怖いもの見たさというか…止められない止まらない!
次の展開がどうなるのか待ち切れず、13話を一気に見てしまいました。

妻と二人三脚、「野望の階段」をひたすら上っていると思われたふたりですが、夫婦間でも騙し合い。
自分がすべての筋書きを描いていると思っていたフランシスでしたが、実は思いもよらない人物に
繰られていたことが発覚!
タヌキとキツネの騙し合い。政治の世界って~と呆気にとられてしまいました。
本作を見てアメリカの「ロビー活動」とはどういうものなのか、わかった気がします。
「事実は小説より奇なり」本当の政治の世界はもっともっとドロドロ?!
日本の政界でも、財界とマスコミを巻き込んで、公にできないようなあんなことやこんなことが
渦巻いているんでしょうね。


タイトルの「House of cards」辞書で調べたところ「砂上の楼閣」の意味がありました。
ホワイトハウスと懸けてあるのはわかりますが、「砂上の楼閣」ってことは・・・
いずれ彼の陰謀は露見し、失脚するという結末なのでしょうか?

13話見終わって「これで終わりか~。彼の策のほころびが少し出たところで、皆まで言うな。
後は推して知るべし」ってことかと余韻に浸っていたら、本作は全26話であることが発覚!
第2シーズンのリリースが待たれます。
いやぁ~、楽しみだわぁー。


フランシスの妻を演じるのはロビン・ライト。
優しい役どころが多かったような印象があったのですが、本作ではショートカットで
強い女を演じています。
    
          彼女の手も・・・血塗られている。 
 




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