映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

命ある限り  JAB TAK HAI JAAN

2014-02-26 | インド映画
インドの注目映画企画「ボリウッド4」の1本です。
冒頭に監督さんのメッセージが入り、こういうのもボリウッドスタイルなのかしら?と思ったら、
監督のヤシュ・チョプラ氏はボリウッドの「切なすぎるメロドラマ」の形を作り上げた伝説の巨匠で
2012年に他界され、本作が氏の最後の作品ということで、エンドロールでも監督への敬意を込めた
ものでした。
175分、ロンドン編、インド編、再度ロンドン編と、10数年にわたる主人公二人の愛のドラマを
コメディーあり、シリアスあり、三角関係あり、事故あり、記憶喪失あり、歌あり、踊りありの
ぎっしりてんこ盛りです。


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           命  あ  る  限  り

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 < ストーリー>
インドから一旗揚げようとロンドンにやってきたサマル。ストリートミュージシャン、市場の売り子に
レストランのウエイターにと複数の仕事をこなす毎日。ある日、裕福な実業家の娘ミラと教会で運命的な
出会いを果たす。ミラにはすでに婚約者がいたが、父の為にインドの歌をプレゼントしたいというミラを
手伝ううち、互いに恋に落ちる。そんな時、サマルが交通事故にあい生死を彷徨う中、ミラは彼の命を
救ってくれるなら2度と会わないという誓いを立てる。
10年後、インド陸軍で防護服を身につけずに爆弾処理に当たる命知らずの寡黙な男サマル。
偶然出会った女性TVディレクターのアキラは、たままた彼の悲しい過去を知り、密着取材をすることに。
次第にサマルに魅かれるアキラ。サマルがロンドンにくることを条件に、アキラ製作のドキュメンタリーが
ナショナルゲオグラフィックに採用される。気が進まないながらアキラの為にロンドンに到着するサマル。
またまた事故にあい、10年間のインドでの記憶を失ったサマル。
彼の記憶は戻るのか?サラとアキラ、どちらの愛を選ぶのか?

何せ175分作品なので時間はたっぷり。場所を移して3つのパートに分かれます。
 ・ロンドン編はふたりの出会いと別れ。
         
 ・インド編はキラの愛を試すかのごとく命がけで爆弾処理に励む傷心のサマルと
  アキラの出会いと新たな愛。
 ・ロンドンに戻って、事故→記憶喪失→キラとの再会→記憶を取り戻し、三角関係へ。

ハリウッド映画「ハート・ロッカー」+「冬ソナ」の如く記憶喪失のウェットなラブストーリー、
そこにカレーのスパイスをふりかけて、雪降る教会やミレニアムブリッジのロンドンの街並みと、
インドの美しい自然の風景を背景に「命ある限り」貫くピュアな愛を描きます。
          

サマルが処理した爆弾の数は108個って・・・仏教では人の煩悩の数じゃないですか!
防護服なしで108個の爆弾処理を成功したってことは、煩悩を超越したってことになるの? 
インドってヒンズー教が多数派だけど、キラは教会に行ってるし…ただの偶然?


主演はボリウッドの帝王シャールク・カーン。
コミカルな演技もシリアスも、歌も踊りもこなす上、本作では10年の時の隔たりをも演じ分けます。

ミラ演じるカトリーナ・カイフはインドと英国のハーフで不思議な魅力にあふれる超美人です。
上品だけどセクシーなダンスを踊りまくります。「タイガー 伝説のスパイ」でも主演していました。
     
         カトリーナ・カイフ             アヌシュカ・シャルマ 
アキラ演じるアヌシュカ・シャルマも元気でとってもキュートな美人さんです。




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