本作は、アカデミー作品賞、脚本賞、主演女優賞、編集賞、音響編集賞の5部門でノミネート。
音響編集賞のみ受賞です。
でも・・・監督のキャサリン・ビグローさんが監督賞候補になってもよかったんじゃない?
2009年の「ハート・ロッカー」で監督賞、作品賞を受賞しておられますが、
本作も女性が監督とは思えないような骨太・硬派の作品です
監督キャサリン・ビグロー、ハンサムウーマンね。 主人公マヤを演じるジェシカ・チャスティン。
主演のジェシカ・チャスティンは昨年「ヘルプ 心が繋ぐストーリー」で助演女優賞ノミネートに続き、今年は主演女優賞ノミネート。
「世界にひとつのプレイブック」主演のジェニファー・ローレンスが受賞しましたが、
ジェシカが受賞してもおかしくなかったんじゃないかな~と思います。
当初、拷問シーンなどで目を伏せ、居心地悪そうにしていた彼女が、次第に捜査にのめり込み
上司を腰抜け呼ばわりするシーンなど迫真の演技でした
***************************
ゼ ロ ・ ダ ー ク ・ サ ー テ ィ
Zero・Dark・Thirty
****************************
題名の「ゼロ・ダーク・サーティ」は軍事用語で、ビンラディン急襲作戦決行の午前0:30を
意味するんですね。
< ストーリー >
2003年、CIA情報分析官のマヤがパキスタンに派遣されてきた。初めこそ捕虜の拷問に目を背けて
いたが、次第に馴れていく。手元に届くあらゆる情報を分析し、ビンラディンの側近とおぼしき男に
たどり着くが確信が持てない。そんな中、共に働く女性局員が自爆テロで命を落とす。それにより、
ビン・ラディン逮捕に増々のめり込むマヤ。ある情報をきっかけにビンラディンの居場所を確信する。
本当にそこはビンラディンの隠れ家なのか…?
9.11テロから10年が経過し、突如米軍がビンラディンの隠れ家を急襲し殺害したとの報道に驚きました。
そして、この映画で殺害の裏に隠れ家を特定したCIAの女性分析官の存在を知り、またまた驚かされ
ました。
高校でリクルートされCIA分析官となったマヤ。
「グッド・シェパード」などで、アイビーリーグの優秀な学生がCIAやFBIにリクルートされるシーンを
見たことがありますが、高校にもCIAのリクルーターってくるのですね。
分析官としての能力って、どういう風に計るんでしょうね?
パキスタンに赴任してから8年に亘る年月をビンラディンの隠れ家を追うことに専念したマヤ。
8年って、長いなぁ~。膨大な情報の中から針1本を探し出すような作業。
その間にも、世界各地でアルカイダによるテロが起こり、上司からは巨額な予算を無駄にするなと
なじられる。
ところが、いざ居場所を特定して上司に報告しても、今度は上司が、上司の上司が二の足を踏む。
そりゃそうよね。100%の確信があるかって…万が一間違いだったら大失態!ビビるよね~。
世界的に非難を浴び、笑いものになるわけだから…。
最終決定の会議で、情報の正確さを問われた並み居る男性上司が口を濁す中、
キッパリ95~100%と言い切るマヤ。
そして、彼女の分析を信じて特殊部隊に「GO」サインを出すCIA長官。
部下の能力を信じる長官も胆が据わってるね。
そして特殊部隊によるゼロ・ダーク・サーティ開始の緊迫の急襲シーン。
他所の国でアメリカ軍による軍事行動だから、地域の周りにも気を配る厳しい任務です。
特殊部隊による隠れ家への急襲。
私たちの知らない所でこんな厳しい日々を送っている人たちもいるんだなぁ~と、
だらけた自分の日常と比べて複雑な思いになりました。
8年間、ただただビンラディンを追跡し続けてきたマヤは、
彼の死後どんな思いにとらわれるのでしょう?達成感と虚脱感?
いやまぁ見応えのある映画だなぁ~と思ったのですが、監督がアカデミー賞にノミネートすら
されなかったのは何故なのかしら?とググってみたら、色んな情報が出てきました。
冒頭、真っ黒の画面で流れる911テロ犠牲者が留守電などに残した音声が無許可で使用された
として、遺族から公式謝罪を求められているとか、
ビンラディンはとっくの昔に死んでおり、この映画はCIAのプロパガンダで事実をうたった悪質な
でっち上げであるという元政府関係者の告発などなど。
因みにこの方、今回アカデミー賞で3部門受賞の「アルゴ」もCIAがベン・アフレックに持ちかけた
プロパガンダ映画で、今のハリウッドはCIAに繰られる政府の宣伝道具とまで仰ってます。
う~ん、本当のところはどうなんでしょうね?
私は素直に、スゴイなぁ~っと圧倒されました。
普通のジェシカ・チャスティンはかわい~い。
音響編集賞のみ受賞です。
でも・・・監督のキャサリン・ビグローさんが監督賞候補になってもよかったんじゃない?
2009年の「ハート・ロッカー」で監督賞、作品賞を受賞しておられますが、
本作も女性が監督とは思えないような骨太・硬派の作品です
監督キャサリン・ビグロー、ハンサムウーマンね。 主人公マヤを演じるジェシカ・チャスティン。
主演のジェシカ・チャスティンは昨年「ヘルプ 心が繋ぐストーリー」で助演女優賞ノミネートに続き、今年は主演女優賞ノミネート。
「世界にひとつのプレイブック」主演のジェニファー・ローレンスが受賞しましたが、
ジェシカが受賞してもおかしくなかったんじゃないかな~と思います。
当初、拷問シーンなどで目を伏せ、居心地悪そうにしていた彼女が、次第に捜査にのめり込み
上司を腰抜け呼ばわりするシーンなど迫真の演技でした
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ゼ ロ ・ ダ ー ク ・ サ ー テ ィ
Zero・Dark・Thirty
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題名の「ゼロ・ダーク・サーティ」は軍事用語で、ビンラディン急襲作戦決行の午前0:30を
意味するんですね。
< ストーリー >
2003年、CIA情報分析官のマヤがパキスタンに派遣されてきた。初めこそ捕虜の拷問に目を背けて
いたが、次第に馴れていく。手元に届くあらゆる情報を分析し、ビンラディンの側近とおぼしき男に
たどり着くが確信が持てない。そんな中、共に働く女性局員が自爆テロで命を落とす。それにより、
ビン・ラディン逮捕に増々のめり込むマヤ。ある情報をきっかけにビンラディンの居場所を確信する。
本当にそこはビンラディンの隠れ家なのか…?
9.11テロから10年が経過し、突如米軍がビンラディンの隠れ家を急襲し殺害したとの報道に驚きました。
そして、この映画で殺害の裏に隠れ家を特定したCIAの女性分析官の存在を知り、またまた驚かされ
ました。
高校でリクルートされCIA分析官となったマヤ。
「グッド・シェパード」などで、アイビーリーグの優秀な学生がCIAやFBIにリクルートされるシーンを
見たことがありますが、高校にもCIAのリクルーターってくるのですね。
分析官としての能力って、どういう風に計るんでしょうね?
パキスタンに赴任してから8年に亘る年月をビンラディンの隠れ家を追うことに専念したマヤ。
8年って、長いなぁ~。膨大な情報の中から針1本を探し出すような作業。
その間にも、世界各地でアルカイダによるテロが起こり、上司からは巨額な予算を無駄にするなと
なじられる。
ところが、いざ居場所を特定して上司に報告しても、今度は上司が、上司の上司が二の足を踏む。
そりゃそうよね。100%の確信があるかって…万が一間違いだったら大失態!ビビるよね~。
世界的に非難を浴び、笑いものになるわけだから…。
最終決定の会議で、情報の正確さを問われた並み居る男性上司が口を濁す中、
キッパリ95~100%と言い切るマヤ。
そして、彼女の分析を信じて特殊部隊に「GO」サインを出すCIA長官。
部下の能力を信じる長官も胆が据わってるね。
そして特殊部隊によるゼロ・ダーク・サーティ開始の緊迫の急襲シーン。
他所の国でアメリカ軍による軍事行動だから、地域の周りにも気を配る厳しい任務です。
特殊部隊による隠れ家への急襲。
私たちの知らない所でこんな厳しい日々を送っている人たちもいるんだなぁ~と、
だらけた自分の日常と比べて複雑な思いになりました。
8年間、ただただビンラディンを追跡し続けてきたマヤは、
彼の死後どんな思いにとらわれるのでしょう?達成感と虚脱感?
いやまぁ見応えのある映画だなぁ~と思ったのですが、監督がアカデミー賞にノミネートすら
されなかったのは何故なのかしら?とググってみたら、色んな情報が出てきました。
冒頭、真っ黒の画面で流れる911テロ犠牲者が留守電などに残した音声が無許可で使用された
として、遺族から公式謝罪を求められているとか、
ビンラディンはとっくの昔に死んでおり、この映画はCIAのプロパガンダで事実をうたった悪質な
でっち上げであるという元政府関係者の告発などなど。
因みにこの方、今回アカデミー賞で3部門受賞の「アルゴ」もCIAがベン・アフレックに持ちかけた
プロパガンダ映画で、今のハリウッドはCIAに繰られる政府の宣伝道具とまで仰ってます。
う~ん、本当のところはどうなんでしょうね?
私は素直に、スゴイなぁ~っと圧倒されました。
普通のジェシカ・チャスティンはかわい~い。