映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

クラウド・アトラス 

2013-03-28 | 映画 か行
金曜日の日経夕刊の映画紹介で
え~、ウォシャウスキー姉弟監督の3時間に及ぶ大作よね?
★2つって…評価低い。そこそこの作品でも大体★3つは付いているんだけれど…ね。
そういえば映画館の予告編も少ないような?
なにせ3時間だからねぇ~、ちょっと長さにビビります。


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         ク ラ ウ ド ・ ア ト ラ ス

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 < ストーリー >
いつものようにざっくりストーリーをと思ったのですが、ざっくり書けない。
身体に流れ星のあざを持った人たちが時空を超えて、6つ時代と場所で関わりあうストーリー。
 1849年、奴隷売買の契約を済ませた弁護士ユーイングはロンドンへ帰る船で命を狙われ…。
 1936年@スコットランド、音楽家フロビシャーは老作曲家のもとで曲を作るが…。
 1973年@サンフランシスコ、ジャーナリストのルイサは原発での汚職を探り…。
 2012年@イングランド、編集者カベンディッシュは兄に騙され養老院に監禁され…。
 2144年@ネオ・ソウル、クローンのソンミ451は革命家と恋に落ち戦うが…。
 2321年@ハワイ、文明が崩壊し原始生活を送る人たちの前に進化した人間が現れ…。
    

トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・スタージェス(「ワン・デイ」)、
ジム・ブロードベント(サッチャーの夫役)、ヒューゴ・ウィーヴィング(エージェントスミス)、
そして、ヒュー・グラントの6人は6役こなし6つの時代に登場してます。
ペ・ドゥナ(空気人形)、ベン・ウィショー(007の新しいQ役)、スーザン・サランドン、
ジェームズ・ダーシー(「ヒッチコック」でアンソニー・パーキンス役)も変装して数役で登場です。
皆さん変装し、別のキャラクターを演じるのを楽しんでおられるような。
特にヒュー・グラントのバーバリアンの変装は弾けてる!

トム・ハンクスは悪役でも「うん、トムだ」ってわかりますよね。

   素のヒュー。  特殊メイクで →  ここまでやるか…キレっぷりはあっぱれ
     6役ぜ~んぶ悪役ですもんね。

英国人小説家のデイヴィッド・ミッチェルという方の小説が原作なのだそうです。
読んだことがないのでググってみたら、英語の先生として日本に8年滞在し奥様は日本の方だとか。
「輪廻転生」のような本作を書くに至ったのは日本との関わりが影響しているのかもしれません。

時系列に登場するのではなく、19世紀の帆船から、22世紀の未来社会、24世紀で原始生活に戻ったり、
あっちこっちへと話がいったりきたりするのと、キャラの区別がつかなかったり
(老作曲家と編集者を演じたジム・ブロードベント)があって、ちょっと混乱してしまいました。

ネオ・ソウルで西洋人の皆さんが特殊メイクで、一重のアジア顔になったり、
逆に、韓国人のペ・ドゥナを西洋人顔に(見えなかった)したのも、ちょっと無理やり感あり。

登場人物をリンクして、時代の流れや輪廻を表現したその先は?
繋がりがちょっと唐突な感じがしました。

それぞれのエピソードで映画が1本できそうです。
ジグソーパズルのように断片的につながっているので、私には全体像がよく見えませんでした。
もう1回、いや2回くらい見ないと、描かれている全体像が見えないかも?です。




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 ***** 見た 映画 *****

 3月26日 「桐島、部活やめるってよ」 DVD 神木隆之介主演の青春群像劇

 3月28日 「恋愛だけじゃダメかしら? What to Expect When You're Expecting」DVD 
          妊娠と出産を描く恋愛コメディ。キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペス他