来週から新年度。
今の職場で、4月から新しい「働き方」スタートです。
社会に出てから、およそ半世紀。フルタイムでの勤務終了。
週の半ばに、休日を1日設けることにしました。
大半が、ハッピーリタイアーしている団塊世代の私。
新年度から、休日を増やすことをお願いし、了承を得ました。
「わがままな申し入れ」に対し、年齢を考慮して、配慮いただいたようです。
当然 収入はダウンです。でも休日増は嬉しいこと。
市役所で、UターンやIターン、市内の転職者、障がい者の就職相談をする毎日。
また 事業者を訪問し、求人情報確認や子弟の状況ヒアリング。求職者探索です。
およそ 20カ月で法人500社、個人企業500社、併せて1000社訪問しました。
多分 運転走行距離では、市役所でトップスリーに入るくらい走っているはず。
仕事人生で、最初の就職先は製造メーカーの新規部門。営業からスタート。
人見知りし、話すのが苦手な私が、一番避けたかったのが営業マン。
問屋や専門商社、傘下の販売店訪問の毎日。当然成績は芳しくありません。
同期入社の仲間から「一番最初に辞めるのが、お前だ!」と自他ともに認めるミスマッチ。
いつ辞めようかと、悩む毎日でした。
そして、上司とそりが合わず、出向。「どうせ片道切符」と居直ったのが、転機でした。
30代後半、高額の「宝くじ」に当たったようなもの。
現場を知ることから、大きく変わった人生観・仕事観・家族のありがたさ。
今思うと「3年間の出向経験は、宝物」。やがて出向が解け、1年後いきなり本社です。
企画部門、営業管理、人事、品質管理、最後は業界窓口。なんと定年まで勤務するとは・・。
この間、休日出勤は当たり前、有休どころか代休もままならない時期もありました。
定時退社し、残業もなかったのが、定年後勤務したふるさとの「ハローワーク」の相談員時代。
でもフルタイム。そして週4日勤務になったのが、今回の市役所勤務3年目。
「働くことは罰、いつか休める」から、「働けるのは今しかない」と心境変化したのは定年後。
ただ 高齢になると体力ダウンが付きまとうもの。今回の休日増は肉体的欲求。
農業とともに「生涯現役」が今の私の理想。
野菜作りや米つくりの産物、就職した人の笑顔や感謝の言葉。
「自分が与えられるもののほうが大きく嬉しい」ことに気づいたのです。
画像 移住した友人の家から感動的な雲海が見えます