元ベース弾きの田舎暮らしは

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人口3万人を切った町

2019年01月04日 | ふるさと
正月の帰省客の都市部へのラッシュがニュースの毎日。

わが家の娘たちも東京に。
空路の長女一家を、私が車で「岡山桃太郎空港」に。
新幹線の娘たちは、かみさんが駅まで。

多くの人々が帰省し、わが町は「人口増」。
しかし 大半が都市部に帰り、再び「過疎」の町に。
この町にUターンして、住み続ける人たちを探すのが私の仕事です。

今年の1月号の市報に入れたチラシが、タイトルの画像。
裏面は就職奨励金20万円の告知。
各戸に配布されたこのチラシが、どれだけの人の目に留まったか?

就職相談員として、市役所勤務を始めて2年目。
相談がメインの仕事ながら、事業所訪問も。
求人と求職者情報の収集を兼ねての訪問です。

     

1年9カ月で1000社の事業所を訪問しました。
500社の法人と個人事業主の500社。市内にこんなに会社があることを再発見。

圧倒的に多い、食品・日用品などの小売り店が20%強。
しかし 大手スーパー・コンビニなどの価格攻勢と品揃えの豊富さに「風前の灯」状態。
供給ルートの問屋の廃業も拍車をかけます。アイスクリームが小売店から消えました。

驚いたのは理美容店。なんと100店を超えるのです。
昔「バーとバーバーの多い町」と言われたこともあったとか。

でも理容店の「閑古鳥」と美容店の「盛況ぶり」と対照的。
節目節目の散髪の風習が廃れ、若い男性が美容店に通う時代への変化。
女性の「いつまでも綺麗でいたい。」の気持ちと、そうでない高齢の男性の・・。

個人事業主へのヒアリングで明らかになった高齢化。
70歳以上の経営者が35%。後継ぎなしも多数。継がない、継がせないためか?
90歳を超える現役経営者が3人もいたのにも驚きました。80歳代は数知れず。

「元気だから仕事をしているのか、仕事をしているから元気なのか?」
自身 生涯現役の必要性を痛感する事業所訪問です。

悲観的な見通しだけでなく、頑張る経営者の存在やその手法は次回に。


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