元ベース弾きの田舎暮らしは

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ふるさとの味   さば寿司編

2006年12月15日 | 食べ物、飲み物
尾頭付きのさば寿司を小さい頃から食べていました。

 頭の付いたさば寿司と言うと皆「ギョッ」として、怪訝そうな顔をします。
さば1尾の内臓を取り除き、小骨までピンセットで抜き、酢に漬けます。
酢飯を詰め込み出来上がりです。

 「ばってら」に近いのですが、片身でなく一本丸ごとです。
最初にこの姿を見た人は、とても寿司とは思わないのです。

 近海もののさばが取れなくなって、ほとんどノルウェー産ですが、結構 寒さばはおいしいのです。

 でもかみさんも私も作れず、83歳の母親の手作りのさば寿司を食べているのです。
さば寿司は、母親が秋祭りによく作っていました。今も11月から年に数回、母親からクール便で届きます。

 ふるさとが山の中です。多分中国地方を横断する「さば街道」が何本もあるため、この食文化を育てたのでしょう。頭の付いたお祝い用の鯛の替わりのものだった可能性もあります。

 さばの酢の強弱、酢飯の強弱、さばの大きさによる酢の浸透度合いのばらつきなど
さば寿司つくりは難しく、同じ味は出ないのです。

 これこそ、おふくろの味になりました。母親の年齢から考えても、いつまで食べられるかわかりません。市販されているのも、食べました.


 しかし 実家の母親の味が最高です。

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