元ベース弾きの田舎暮らしは

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ふるさとの味  雑煮編

2006年12月14日 | 食べ物、飲み物
 雑煮の種類で大まかな出身地がわかります。

 まず丸もちか切り餅か餡餅かです。煮るか焼くか。清ましか、味噌か、ぜんざいか。
甘い餡の入った雑煮のことを聞いたときには、あぜんとしましたがあるのです。

 そして一緒に食べる正月の魚がぶりか鮭かによって西日本か東日本かもわかるのです。

 私の実家は、大ぶりの餅を煮て、澄ましでいただきます。
かぶと豆腐は必ず入れます。後はにんじんとか昆布です。

 ハイライトは、ブリを甘辛く煮付けたものを雑煮と一緒に食べます。

 昔 子供時代に正月前になると、大黒柱にブリが一匹つるしてあったのを思い出します。寒い土間に下に血受けの入れ物がおいてありました。海から遠い山間部でしたので、塩を擦り込んでいたのでしょう。刺身を食べられるのは、年に数えるほどでした。ほとんどが塩ものでした。決して裕福ではなかったのですが、ブリを一匹買うことが慣わしだったのでしょう。その置き場所も暖房のない土間だから長持ちがしたのでしょう。

 9人兄弟の長男だった親父は、たくさんの餅をつき、旧国鉄の駅から弟達に餅を送っていたことを思い出します。長男から送ってもらった餅を食べながら、ふるさとの親や正月を思い出していた、叔父叔母もほとんど亡くなりました。

 今のように宅配の発達していない時代の荷物の贈り物は、お互いの心をつなぐ
大切な絆だったのでしょう。

 NPOでこれを「魔女の宅急便」として復活したいと考えています。

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