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他人は「見た目」で・・

2020年10月03日 | ビジネス

白髪を黒髪に染め始めて4年目。

今の職場に初出勤前、馴染みの散髪屋に「染髪」をお願いしました。

「何をいまさら・・」と驚き、あきれる店主。

 

68歳で、地方行政の就職相談員の職に就いたときです。

かみさんの強い勧めながら、気の進まない私もやむなく同意。

でも 今は染めてよかったと感じる日々。

 

就職相談者へのアドバイス時、私が強調する面接時の「注意点」。

面接開始後、30秒~3分で「勝負」が決まる傾向が強いこと。

「好意を持ってもらえるか、そうでないか・・」が分かれ目だと。

 

第一印象が崩れる確率はとても低いもの。

大半の人は、「じっくり話せば、長所がわかってもらえる」と錯覚。

履歴書や職務経歴書で、能力評価される人でも、「好意」を持たれないと・・。

 

     

 

かつて大手の食品製造メーカーの人事に勤務していた妹の言葉は衝撃でした。

パートの募集で、その企業が判断材料にしていたのは、履歴書の写真。

「食品業界に応募するのに、この髪型や服装は無神経では?」と。

 

第一印象とは、会った瞬間感じる、その人の「生き方」そのもの。

髪型や服装に加えて、マナーや性格・熱意が「見える」のです。

面接する側の判断材料には、過去の「データベース」が作動。

過去の自分の体験や人物評価を瞬時に思い出し、評価しているのです。

 

「第一印象」とは、人間の持つ「高速コンピューター」の判断。

意識している結果と無意識の潜在下で蓄積したデータとの照合結果。

だから 「第一印象」とか、「直観」は、正しい判断の場合が多いのです。

 

では、この否定的な「デジタル」な判断を覆す方法はあるのか?

対抗策は、「アナログ的」対応。相手の「人間」に関心をもつこと。

就職面接であれば、「創業者」の生い立ちや創業の経緯を質問すること。

商談ならば、出身地や趣味・嗜好をさぐること。なぜ今の仕事・ポジションに?

恋愛と同じで、自分に関心や好意を持つ人には、好意を感じるのです。

 

  

 

現在の仕事に就いて、訪問し面談した人が昨日までで1460人。

法人・個人の経営者や人事担当者がおよそ1050人。

直近では、地域の世話役や老人クラブの会長、民生委員、農業委員など300人。

事業者には、求人の有無やスペック確認。パイプ作りが目的。

地域の中核の人には、Uターン見込み者などの求職者情報収集が目的です。

 

全員が初対面。事業者にはアポ取り訪問。地域の人にはアポなし訪問。

どの人にも会うまでは、「どんな人か?」 「嫌な人でなければいいのだけれど」

と毎日・毎回ドキドキしながらの訪問です。

でも帰り際「またおいでください。」「今度ゆっくり話そう」と言われる嬉しい日々。

 

事務所に帰り、会話を思い出しながら日報兼データベースの作成。

調査ではないため、目の前ではメモを取らない主義。安心して話してもらうため。

記憶力低下の私には、きつい作業ながら「認知予防」と思い続けています。

現役の間は、人間に関心を持つ「おせっかい」な仕事をしたいものです。

 

画像    みなとみらい地下鉄  東京勤務時代、近代的なつくりに驚き  

      精米所        自家消費のコメの精米を 10㎏100円

      正田トンネル     市街地とわが町内を結びます

                 悲願30年で完成  

 


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