刺激的なタイトルの新書を本屋で目にしました。
講談社新書で880円。和田秀樹 著。
毎日、就職相談窓口を訪れる人たちの学歴はまちまち。
中卒・高校中退も結構多いのです。それも若い人たち。
フリーターを何年もしている人や「ひきこもり」族が新見にも出現。
この本で書かれていることは、格差社会を認め、なら「受験戦争を勝ち抜け」というのが著者。
もろ手をあげ 賛成ではありませんが、興味深い主張もいくつかあります。
頭の良さは遺伝ではなく、親の成功体験を伝える技術だとか。
高学歴の親ほど、情報を子供に伝えているのだそうです。
言ってみれば「環境の遺伝」かも。
ただ「学力偏差値」より「社会偏差値」の重要性も説いています。
例に出している金沢工業大学の方針にも納得。
授業の中で、現実の厳しさを教え、生涯賃金などの例示により、学生に動機付けを。
フリーターの生涯賃金数千万、正規社員3~4億円。
就職率99%の大学だそうです。
一番おもしろかったのは、4月生まれと3月生まれの比較。
クラスで自信を持って育った人たちと、体力的にもハンデを背負った「早生まれ」のトラウマ。
幼いころの1年間の差は、頭脳的にも、身体の発達も大きいもの。
データを示してないので真実かどうかは知りませんが、思わずうなづきます。
四人の娘たちの教育には、もう遅すぎますが、孫たちには役立つかも。
誰一人結婚もしていませんが(笑)
画像 音楽を学んだ三女の学び舎
講談社新書で880円。和田秀樹 著。
毎日、就職相談窓口を訪れる人たちの学歴はまちまち。
中卒・高校中退も結構多いのです。それも若い人たち。
フリーターを何年もしている人や「ひきこもり」族が新見にも出現。
この本で書かれていることは、格差社会を認め、なら「受験戦争を勝ち抜け」というのが著者。
もろ手をあげ 賛成ではありませんが、興味深い主張もいくつかあります。
頭の良さは遺伝ではなく、親の成功体験を伝える技術だとか。
高学歴の親ほど、情報を子供に伝えているのだそうです。
言ってみれば「環境の遺伝」かも。
ただ「学力偏差値」より「社会偏差値」の重要性も説いています。
例に出している金沢工業大学の方針にも納得。
授業の中で、現実の厳しさを教え、生涯賃金などの例示により、学生に動機付けを。
フリーターの生涯賃金数千万、正規社員3~4億円。
就職率99%の大学だそうです。
一番おもしろかったのは、4月生まれと3月生まれの比較。
クラスで自信を持って育った人たちと、体力的にもハンデを背負った「早生まれ」のトラウマ。
幼いころの1年間の差は、頭脳的にも、身体の発達も大きいもの。
データを示してないので真実かどうかは知りませんが、思わずうなづきます。
四人の娘たちの教育には、もう遅すぎますが、孫たちには役立つかも。
誰一人結婚もしていませんが(笑)
画像 音楽を学んだ三女の学び舎
確かに、言葉の定義も曖昧です。
「反貧困」の言葉をタイトルに使用することで目を引こうとしています。
社会的テーマの解決手法までは踏み込んでいません。
軽い読み物です。
ただ 現実に目を向けようとしていることは興味深い点です。
私も毎日 窓口で深刻な人生相談に対応しているから・・・。
>頭の良さは遺伝ではなく、親の成功体験を伝える技術だとか。
頭の良さとは何か?
ここで、もう多くの考え方が生じてきてしまい、
貧困とは何か?
ここでも多くの考え方が生じてきてしまいます。
てなことで、一元的なハウツーはひとそれぞれに合うことはないだろと、思ってしまいます。